✈️羽田空港に“ゴジラ”が降臨――その理由とは?
2025年冬、羽田空港にまさかのニュースが飛び込みました。
第3ターミナル出発ロビーに、全長約40メートル・高さ約9メートルの「巨大ゴジラモニュメント」が出現するのです。
この圧倒的スケールのゴジラは、東宝と羽田空港がタッグを組んだ
「HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT」の一環として制作され、
「日本を訪れるすべての人々を出迎え、そして出発する人々を見送る」
というテーマのもと、空港そのものをエンターテインメント空間に変えてしまう壮大な試みです。
映画ファンだけでなく、旅行者や観光客も巻き込み、
“空港でゴジラに会える”――そんな体験が、もうすぐ現実になります。
でも、なぜ羽田空港にゴジラなのか?
なぜ今、このタイミングで設置されるのか?
この記事では、プロジェクトの背景・見どころ・期間・そしてゴジラが羽田に選ばれた理由までを、わかりやすく紹介していきます。
設置場所は第3ターミナル出発ロビー3階
モニュメントが設置されるのは、羽田空港第3ターミナルの3階出発ロビー。
国際線出発ゲートに向かう途中に設置される予定で、搭乗前に誰でも立ち寄れる位置です。
「旅行の前に写真を撮りたい!」「見送りのついでに見てみたい!」という方にもぴったり。
まさに“旅の始まりを見送るゴジラ”というコンセプトにぴったりの場所です。


全長約40メートル・高さ約9メートルの圧倒的スケール
今回のモニュメントは、初代ゴジラをモチーフにしており、全長約40メートル・高さ約9メートルという圧巻のスケール。
空港という広大な空間でも存在感バツグンで、「羽田史上最大級の展示」と言われています。
「HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT」とは
「日本を訪れるすべての人を出迎え、見送る」コンセプト
このプロジェクトは、
「日本を訪れるすべての人々をゴジラが出迎え、そして日本を出発する際にはゴジラが見送る」
という壮大なテーマのもとで展開されます。
観光やビジネスで羽田を訪れる海外客にとっても、日本文化の象徴的存在であるゴジラが“ウェルカム・アンバサダー”のように迎えてくれるのです。
東宝×日本空港ビルデング×TIATのコラボで実現
この企画は、東宝株式会社、日本空港ビルデング株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社(TIAT)の三社による共同プロジェクト。
映画と空港がコラボすることで、“日本の映画文化と旅の玄関口”を融合させた新しい試みとなっています。
🛫なぜ羽田にゴジラが選ばれたのか?
① “日本の玄関口”としての象徴性
羽田空港は、年間8,000万人以上が利用する日本最大の国際拠点空港。
海外から来る旅行者が最初に目にする「日本の顔」でもあります。
ゴジラは、映画という形で世界に「日本文化」を発信してきた象徴的存在。
そのゴジラが羽田に立つことで、
“空の玄関口=日本文化を感じる場所”
としての新しい価値を作り出す狙いがあります。
つまり、ゴジラは「日本を代表するキャラクターアンバサダー」として、世界中の旅行者を迎えるのです。
② 世界中で愛される“日本のヒーロー”だから
ゴジラはすでに60年以上の歴史を持ち、30作以上の映画シリーズが世界中で公開されています。
ハリウッド版『GODZILLA』シリーズの成功により、アメリカやヨーロッパ、アジアでも人気が高く、
「日本といえば?」と聞かれて“ゴジラ”と答える外国人も多いほど。
そんな世界共通の知名度を持つキャラクターを、国際線ターミナルに設置することは、
「日本から世界へ」「世界から日本へ」
という羽田空港の理念ともぴったり一致しています。
③ “旅立ちと帰国”を見守る存在として
プロジェクトのテーマは、
「日本を訪れる人を出迎え、旅立つ人を見送る」
まるで“空の守護神”のように、ゴジラが旅人の行き来を見守る――そんなメッセージも込められています。
旅行前のドキドキ、帰国後のほっとした気持ち。
その両方の瞬間に寄り添う存在として、ゴジラはまさに“ぴったり”のキャラクターなのです。
④ 羽田×ゴジラ=日本文化の発信基地へ
この「HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT」は、単なる展示ではなく、
“空港全体を日本文化の発信地にする試み”でもあります。
空港で待つ時間を「退屈な時間」ではなく、
「日本の映画・アート・エンタメに触れる時間」
へと変えていく。
その第一弾が、この巨大ゴジラモニュメントなのです。
✈️羽田にゴジラが立つ理由
| 視点 | 意味 |
|---|---|
| 🇯🇵 日本文化の象徴 | 世界が知る“日本発キャラクター”で観光の顔に |
| 🌏 国際線の玄関口 | 外国人旅行者に「日本らしさ」を伝える |
| 💬 ストーリーテーマ | “出迎え・見送り”で旅の感情に寄り添う |
| 🎬 映画との融合 | 空港×エンタメで新しい観光体験を創出 |
展示内容の詳細

初代ゴジラをテーマにしたモニュメント
設置されるモニュメントは、1954年公開の初代『ゴジラ』をテーマにした造形。
最新の造形技術で再現された「荒々しさ」と「迫力」は、まさに映画から飛び出してきたよう。
子どもから大人まで、思わず立ち止まって見上げてしまう存在感です。
2階到着ロビーには歴代怪獣グラフィック演出
さらに、2階到着ロビーのインフォメーションカウンター上部には、歴代の怪獣たちを描いたグラフィック演出が登場。
キングギドラやモスラなど、映画ファンにはたまらないビジュアルが出迎えてくれます。
映画『ゴジラ−1.0』の立像も登場!

2023年公開の映画『ゴジラ−1.0』で描かれた“令和版ゴジラ”の立像も展示予定。
初代ゴジラとの共演は、まさに時代を超えた夢のコラボ。
「昭和×令和のゴジラ」が同じ場所に並ぶのは非常にレアです。
🦖ゴジラの経歴|誕生から70年、日本を代表する怪獣の歩み
「ゴジラ」は1954年に誕生して以来、世界中で愛され続けている日本発の怪獣キャラクターです。
その存在は、単なる映画の主役を超えて、日本の文化アイコンとして海外でも高い人気を誇ります。
1954年:初代『ゴジラ』誕生
- 東宝が製作し、映画『ゴジラ』(監督:本多猪四郎)が公開。
- 核実験によって目覚めた“破壊の化身”として東京を襲う姿が社会現象に。
- 当時の日本人にとって、戦後の不安や科学への警鐘を象徴する存在でした。
1960〜70年代:シリーズ化と「怪獣王」への進化
- 『モスラ対ゴジラ』『怪獣大戦争』『ゴジラ対メカゴジラ』などが続々公開。
- 敵怪獣と戦う“正義のヒーロー”として描かれることも増え、子どもたちの人気者に。
- この頃には“キング・オブ・モンスターズ”という呼び名が定着します。
1980〜90年代:「平成ゴジラシリーズ」で復活
- 映像技術が進化し、よりリアルで重厚なゴジラが復活。
- 『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsデストロイア』など、環境問題や遺伝子研究をテーマにした作品も登場。
- 海外ファンを増やすきっかけとなった時代です。
2000年代〜2010年代:「ハリウッド版」と「シン・ゴジラ」
- 1998年にはハリウッド版『GODZILLA』が公開され、世界的ブームに。
- 2016年、庵野秀明監督による『シン・ゴジラ』が公開。現代日本の行政・防衛体制をリアルに描き、社会派作品として高い評価を受けました。
- 日本アカデミー賞最優秀作品賞も受賞。
2023年:『ゴジラ−1.0(マイナスワン)』で原点回帰
- 山崎貴監督が手がけた『ゴジラ−1.0』では、戦後日本を舞台に「人間の恐怖と再生」を描写。
- 海外でも大ヒットし、アカデミー賞視覚効果賞を受賞するなど、史上初の快挙を達成。
- 日本の映画技術とストーリーテリングが世界に再評価されるきっかけとなりました。
そして2025年、羽田空港へ——
誕生から70年以上を経て、ゴジラはついに“日本の空の玄関口”に降臨。
羽田空港で旅人を出迎え、世界へ旅立つ人々を見送る「新たな象徴」となります。
設置期間と見どころ
設置期間は2025年12月下旬〜2026年12月下旬まで
ゴジラモニュメントは1年間限定の展示。
2025年12月下旬から設置が始まり、2026年12月下旬まで楽しめる予定です。
羽田空港の新フォトスポットとして注目
ゴジラの巨大さもさることながら、フォトスポットとしても人気になりそうです。
出発前の記念撮影やSNS投稿にもぴったり!
特に海外から来る旅行者には、日本文化を象徴する「特別な記念写真の場所」として話題になること間違いなしです。
夜間ライトアップや限定グッズにも期待
現時点では詳細未発表ですが、夜間のライトアップ演出や限定グッズ販売の可能性も高いとのこと。
「空港限定のゴジラグッズ」なんて登場したら、ファンなら見逃せませんね。
まとめ|羽田から世界へ、ゴジラが旅の門出を見送る
羽田空港第3ターミナルの「巨大ゴジラモニュメント」は、
旅立ちの瞬間にちょっと特別な感動を添えてくれる存在になりそうです。
「これから海外へ行く人」も、「日本に帰ってきた人」も、
このゴジラの前で一枚写真を撮れば、きっと忘れられない旅の思い出になるはず。
📍ポイントまとめ
- 設置場所:羽田空港 第3ターミナル3階 出発ロビー
- モニュメント:全長約40m/高さ約9m(初代ゴジラ)
- プロジェクト名:HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT
- 展示期間:2025年12月下旬〜2026年12月下旬予定
- 製作:東宝 × 日本空港ビルデング × TIAT




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