飛行機に持ち込めないもの～出発前にしっかりチェック！✈️

「え、これって飛行機に持ち込めないの？」と焦る前に…

旅行や出張の準備中、ふとこんな疑問がよぎったことはありませんか？

「このヘアアイロンって機内に持って入れるんだっけ？」
「キャンプ帰りだけど、花火とか荷物に入れてて大丈夫かな…？」
「モバイルバッテリーって何ワットまでOKなの！？」

じつは、普段よく使うアイテムの中にも、飛行機に“持ち込めないもの”や“条件付きでOKなもの”が意外とたくさんあるんです。
知らずに持って空港で止められて…なんてこと、できれば避けたいですよね。

この記事では、そんな「これ大丈夫？」と不安になりがちなアイテムたちをわかりやすく整理！
「完全にNGなもの」「条件付きでOKなもの」など、旅行前にチェックしておきたいポイントをまとめました。

荷造りの最終チェック用としても使えるので、ぜひブックマークしておいてくださいね◎

記事のポイント

🛫 なぜ飛行機には持ち込めない物があるの？
❌ 飛行機に一切持ち込めないもの一覧【機内・預け共通】
⚠️ 持ち込みに注意が必要なもの【条件付きOK】
🌍 国際線と国内線でルールに違いはある？
♿ 電動車いすをご利用の方へ
🔥 コラム：花火やキャンプ用品はNG！知らずに持って行くと没収の可能性
飛行機の機内持込＆預け荷物に関するQ&A！これで安心の空旅を
✅ まとめ｜「知らなかった」では済まされない！事前チェックで安心の空旅を

🛫 なぜ飛行機には持ち込めない物があるの？

保安検査の目的とは

飛行機は地上とはまったく違う環境を飛ぶ乗り物。もし機内で火災や爆発が起きれば、逃げ場はありません。

だからこそ空港では 「機内や乗客を守る」 という最優先ミッションのもと、手荷物・預け荷物の中に危険物がないかを徹底チェックしています。

金属探知ゲートやX線検査は「面倒な儀式」ではなく、いわば“空飛ぶバス”の生命線。ここを抜き打ちでスルーするわけにはいかないんです。

「危険物」とみなされる日常品

ところが厄介なのは、私たちが普段フツーに使っているものほど危険物認定されやすいという点。

いつも使う → 実はNG or 要注意…？	リスクの理由
カセットガス・スプレー缶	容器が高圧 → 温度＆気圧変化で破裂の恐れ
モバイルバッテリー（大容量）	リチウムが過熱すると発火・爆発
コードレスヘアアイロン	ヒーター＋電池で偶発発火の可能性
花火・クラッカー	火薬類そのもの。機内持込・預入とも禁止

ポイント

「発火・爆発しやすいもの」か

「毒性・腐食性などで人体や機体にダメージを与えうるか」

この 2 つの観点でリスク判定されると思えばイメージしやすいはず。

検査をスムーズに通過するコツ

液体＆電子機器ゾーンを作る
- PC・タブレット・モバイルバッテリー・化粧品のボトル類は、バッグの同じポケットにまとめておくと素早くトレーに出せる。
ポケットは“空”にしておく
- コイン・鍵・アクセサリー類は事前に手荷物に放り込んでおくとゲートでピーピー鳴らない。
金属ベルト・腕時計は列に並んでいる間に外す
- トレーに入れておけば“戻し忘れ”も防げる。
リチウム電池のワット時(Wh)を把握
- 100Wh超→要申告、160Wh超→原則アウト。公式サイトでスペック確認を忘れずに！

ちょっとした段取りで検査時間は半分以下。旅のワクワクを保ったままサクッと出発ゲートへ向かいましょう！

❌ 飛行機に一切持ち込めないもの一覧【機内・預け共通】

飛行機では「これは絶対NG！」とされる持ち込み禁止物がいくつかあります。
機内に持ち込むのはもちろん、スーツケースに入れて預けるのもアウトなものばかり。

たとえ少量でも発見されれば没収対象になるので、事前にしっかりチェックしておきましょう！

💥 爆発の恐れがあるもの（ガスボンベ・酸素缶など）

圧力が高い容器は、機内の気圧変化や高温にさらされることで 爆発する危険があります。
以下は機内・預け荷物どちらでも全面禁止：

登山・キャンプ用のカセットガスボンベ
酸素缶・酸素スプレー
ダイビング用の空気ボンベ
炭酸ガス入りのエアダスター

⚠️ 特にアウトドア用品には要注意！知らずに持っていってしまう人が多いアイテムです。

🔥 引火性・可燃性のあるもの（花火・マッチ・燃料など）

発火や引火の恐れがあるものも、当然ながら全面的に持ち込み不可です。
たとえば：

花火、クラッカー
Zippoなどに使うライター用オイル・燃料
マッチ（箱入り）
アルコール度数70%以上の消毒液や香水（※量や濃度によっては一部OKなケースも）

💡 使い捨てライターは1人1個まで、ポケットなど身につけた状態でのみOKとされている場合もあります（航空会社の規定に要確認）。

☠️ 有毒・腐食性のあるもの（殺虫剤・漂白剤・バッテリー液など）

たとえ液体やスプレーでも、「人体に害を及ぼすもの」「機体にダメージを与える可能性があるもの」は禁止。

殺虫剤（特に業務用）
漂白剤・洗剤類（強酸・強アルカリ）
車・バイク用の鉛バッテリー液
工業用の腐食性液体（塩酸・硫酸など）

🧴 市販の消臭スプレーや整髪料も、成分やガス圧によっては没収されることがあります。

⚡ その他の危険物（放射性物質・強力な薬剤等）

専門機関の取り扱いが必要なもの、運搬に特別な手続きが必要なものは旅客機で運べません。

放射性物質（医療用、測定機器に使うものなど）
農薬や劇薬指定の薬剤
一部のドライアイス（許容量を超えるとNG）

🚫 これらは特別な許可・手配が必要な「危険物輸送」の対象。一般の旅行者が持ち込むことは不可能です。

✅ まとめ：知らずに持っていくとトラブルの元！

持ち込みNGの多くは「うっかり」「常識の範囲でOKと思ってた」アイテムばかり。
出発前には航空会社や空港の公式サイトで最新情報を確認し、リストを見ながら荷造りするのがベストです！

⚠️ 持ち込みに注意が必要なもの【条件付きOK】

「これは大丈夫そう…だけど、ちょっと不安」というグレーゾーンなアイテムたち。
実は、条件を満たせば持ち込み可能なものもあります。
ここでは、特に問い合わせが多い“条件付きOK”なアイテムを詳しく解説します！

🔋 リチウムイオンバッテリー（モバイルバッテリーなど）

スマホの充電に欠かせないモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使っているため制限あり！

【持ち込みOK】機内持ち込みは160Wh以下なら基本OK（100Whを超える場合は要申告）
【預け入れNG】スーツケースなど預け荷物への収納は全面禁止
【個数制限】多くの航空会社で2個までとされている

💡「Wh（ワット時）」の表示がない製品は、電圧（V）×容量（Ah）で計算しよう！（後述）

💇‍♀️ コードレスヘアアイロン・電動工具などの電熱製品

コードレスのヘアアイロンや電動ドライバーなど、加熱するタイプのバッテリー内蔵アイテムも制限があります。

【持ち込みOK】燃料式やバッテリー式で安全カバー付き＆自己発熱しない構造であればOK
【預け入れNG】バッテリーが本体に内蔵されている場合、預け荷物には入れられない
【注意】使い捨てガスカートリッジ式は1本までOK（要航空会社確認）

⚠️ 特にガスタイプのヘアアイロンは、使っていなくても中に残っている燃料に注意が必要！

💊 医薬品・化粧品・小型酸素ボンベ

液体・スプレー類は条件付きで持ち込み可能です。

医薬品・化粧品・トイレタリー用品（スプレー含む）
　→ 容量500ml（g）以下、1人あたり2LまでOK（エアゾール缶も含む）
　→ キャップ・フタ付きで漏れ防止されていること
酸素スプレー
　→ 小型の医療用酸素スプレーは要事前申請（航空会社による）
　→ 登山用や美容目的の酸素缶は基本NG

🧼 消臭スプレーやヘアスプレーなどの日用品も含まれるので、容量確認は忘れずに！

📏 ワット時定格量の確認方法

「このモバイルバッテリー、持ち込める？」を判断するにはWh（ワット時）のチェックが大事！

▽ 表示されていれば一目瞭然！

例：「3.7V / 10,000mAh / 37Wh」 → OK！

▽ 表示がないときは自分で計算：

Wh（ワット時）＝ V（電圧） × Ah（アンペア時）

例：3.7V × 10Ah（＝10,000mAh）＝ 37Wh → 持ち込みOK

🧠 一般的なモバイルバッテリーは20～50Whが多いので、通常サイズなら問題ないことがほとんどです。

✅ まとめ：判断に迷ったら航空会社に聞こう！

条件付きアイテムは「持ち込みOKだけど、注意が必要」というグレーゾーン。
機種や航空会社によってもルールが異なることがあるため、判断に迷ったら事前に航空会社のサイトや問い合わせ窓口で確認するのがベスト！

知らずに没収…なんてことにならないよう、準備段階からしっかりチェックしましょう✈️

✅ よくあるアイテムのOK／NG一覧

アイテム	機内持込	お預け荷物
モバイルバッテリー	✅ 持ち込みOK（160Wh以下）	❌ 預け入れNG
ヘアアイロン（ガス式）	✅ 条件付きOK（カバー付き・1人1本まで）	✅ 条件付きOK
ヘアドライヤー（電気式）	✅ OK	✅ OK
カミソリ（T字型）	✅ OK	✅ OK
スプレー缶（整髪料・消臭スプレー）	✅ 条件付きOK（1容器500ml以下、合計2L以下）	✅ 条件付きOK
ライター	✅ 1人1個まで（オイル式や安全装置付き電子式）	❌ NG
ナイフ・ハサミ（刃渡り6cm超）	❌ NG	✅ OK
花火・クラッカー	❌ 完全NG	❌ 完全NG

🌍 国際線と国内線でルールに違いはある？

「国内線と国際線って、持ち込める物のルール違うの？」という疑問、けっこうありますよね。
基本は共通していますが、微妙に違う点もあるので注意が必要です。ここでは、ルールの違いや確認ポイントをわかりやすく解説します！

✈️ 基本ルールは国際基準に沿っている

国内線・国際線問わず、飛行機の安全を守るためのルールはICAO（国際民間航空機関）などの国際的な基準に基づいています。
つまり、「爆発物や引火性のあるものはNG」「モバイルバッテリーは機内持ち込みのみOK」など、基本ルールはほぼ共通。

ただし、液体物の持ち込み制限は大きな違いがある点に注意！

国際線（日本発）：液体物は1容器100ml以下、合計1Lまで、ジッパー付き透明袋に収納
国内線（日本国内）：液体物の量に制限なし（ただし、危険物は不可）

🧴化粧水やヘアミストなど、国際線では小分けが必須。国内線はそのままでもOK！

🏢 航空会社ごとの規定に注意

同じ空港を使う便でも、航空会社によって独自ルールを設けている場合があります。

たとえば：

モバイルバッテリーの持ち込み可能なWh（ワット時）数の上限が異なる
ヘアアイロンや酸素スプレーの扱いが異なる
ペットボトルの持ち込み条件が違うこともある

特に海外の航空会社を利用する場合は、日本のルールと微妙に違うこともあるので要注意！

✅「同じ国際線でも、ANAとLCCでルールが違った！」なんてことも。必ず公式サイトでチェックを。

🔍 出発前に確認すべきポイント

持ち物チェックの際は、以下の点を意識して確認しましょう：

自分が使うのは国内線か国際線か
航空会社の公式サイトで危険物リストを確認
バッテリー類やスプレー類の規定もチェック
液体物の持ち込み制限（特に国際線）を把握

さらに、トランジット（乗り継ぎ）がある人は注意！
一度機内に持ち込んだ物が、次の便ではNGになるケースもあります。

💡 不安なアイテムは「商品名・容量・用途」を控えておいて、航空会社に事前確認するのが確実！

🎒まとめ：同じ“飛行機”でもルールは一枚岩じゃない！

飛行機のルールは基本的に世界共通に見えて、航空会社や路線の違いで意外と細かい差があるもの。
「国内線では大丈夫だったけど、国際線ではNGだった…」なんて事態を避けるためにも、出発前のチェックが大切です！

旅を気持ちよくスタートさせるためにも、“ルールの違い”にちょっと敏感になっておくのが賢い旅人の習慣です✈️

♿ 電動車いすをご利用の方へ

飛行機を利用する際、電動車いすをご使用の方は「ちゃんと運べるかな？」「バッテリーは大丈夫？」など、不安も多いと思います。でも大丈夫。事前にルールを把握して準備すれば、安心して搭乗できます！
ここでは、航空会社に連絡すべきポイントや、バッテリーに関する注意点をわかりやすく解説します✈️

📞 事前連絡とバッテリーの取り扱いについて

■ 事前連絡は必須！

電動車いすを飛行機に預ける場合、出発前に必ず航空会社へ連絡してください。
予約の際、または搭乗の48時間前までには以下の内容を伝える必要があります。

車いすのサイズ（縦・横・高さ）
重量
駆動方式（乾電池式／リチウム電池式／鉛バッテリーなど）
バッテリーの取り外し可否

航空会社によって細かい対応は異なりますが、事前連絡がないと搭載できない可能性もあるので要注意です！

📝 特に国際線やLCCでは、搭載できる電動車いすのサイズ・重量に制限がある場合があります。

■ バッテリーは取り扱いに注意！

電動車いすのバッテリーの種類によって、預け方や取り扱いが変わります。代表的なものはこちら：

リチウムイオンバッテリー（着脱式）
　→ 機内持ち込みが原則。Wh（ワット時）が160Wh以下ならOK。
　→ 160Whを超える場合は事前承認が必要（航空会社によって不可の場合もあり）
密閉型鉛バッテリー
　→ 本体に装着されたまま預けられることが多い。ただし漏れ防止のために特殊な梱包が必要になる場合も。
乾電池式・ニッケル水素電池など
　→ 取り扱いは比較的簡単ですが、種類によっては取り外して機内持ち込みにすることもあります。

⚠️「リチウムバッテリーの容量がわからない」という場合は、取扱説明書やラベルでWhの表示を確認しましょう（表示がない場合は航空会社に問い合わせを）。

バッテリーの種類	条件・注意点	機内持込み	預け手荷物
非防漏型蓄電池（液体バッテリー）	直立で積載できるものは預け可。直立不可の場合は取り外す必要あり。	×（不可）	○（可）
防漏型蓄電池（シールドバッテリー）	取り外せる設計の場合はバッテリーを外すこと。	×（不可）	○（可）
ニッケル水素・リチウムイオンバッテリー	取り外せる設計の場合は外すこと。予備電池は300Wh以下・個数制限あり。	○（条件付き可）	×（不可）
電動車いすのバッテリー	取り外し不可や誤作動防止対策がないものは持込み・預け不可。事前に航空会社へ連絡必須。	×（不可）	×（不可）