最近、なぜかお金の流れが悪い。
理由もないのに気分が重い。
頑張っているのに、物事がうまく進まない——。
もし、そんな感覚があるとしたら。
それはあなたの努力や才能の問題ではなく、
「家の中にあるもの」が原因かもしれません。
日本では古くから、
「物には魂や記憶が宿る」と言われてきました。
つまり、私たちが何気なく置いている持ち物ひとつひとつが、
知らず知らずのうちに運気へ影響を与えているのです。
美輪明宏さんは、
「不要なものを抱え続けるということは、
不要なエネルギーを抱え続けること」と語ります。
それはやがて、金運・健康運・人間関係にまで影を落とします。
本記事では、
家に置いておくだけで不幸を呼び込み、
すぐに捨てないと貧乏体質になってしまうもの、
そして反対に、持っているだけで金運を整える習慣と持ち物について、
美輪明宏さんの教えをもとに、やさしく解説していきます。
怖がる必要はありません。
大切なのは「捨てること」ではなく、
感謝して手放すこと。
読み終わる頃には、
きっとあなたも「ひとつだけ片付けてみようかしら」と
思えるはずです。
そこから、運は静かに動き出します。
なぜ「物を手放す」と運気が変わるのか
「物を捨てるだけで運気が変わるなんて、そんな馬鹿な話があるものか」
そう思われる方も、きっと少なくないでしょう。
けれど実は、運気と持ち物の関係は、古くから日本人の暮らしの中で大切にされてきた考え方なのです。
物のない時代に育った人ほど、溜め込みやすい理由
戦後や高度成長期以前を生きてきた世代、
あるいは「次にいつ手に入るかわからない」という環境で育った人ほど、
物を捨てることに強い抵抗を感じやすい傾向があります。
・まだ使えるかもしれない
・壊れてはいない
・また必要になる日が来るかもしれない
こうした気持ちは、決して悪いものではありません。
むしろ、物を大切にする姿勢そのものは、本来とても尊いものです。
しかし時代は変わりました。
今は、必要なものは比較的すぐに手に入る時代です。
それにもかかわらず、過去の不安や不足感覚のまま物を抱え込み続けてしまうと、
「足りない」「失うのが怖い」という意識が、暮らし全体に影を落としてしまうのです。
美輪明宏さんは、
物を溜め込む心理の奥には、不安や恐れがあると語っています。
その不安が形となって部屋に現れ、
やがて心の重さとして、運気の停滞を引き起こしてしまうのです。
不要な物がエネルギーを滞らせるという考え方
風水や東洋思想では、
すべての物にはエネルギーが宿ると考えられています。
それは人間だけでなく、家具や衣類、紙切れ一枚にまで及びます。
問題なのは、
「今の自分には必要のない物」を抱え続けること。
不要になった物は、役目を終えたエネルギーをまとっています。
そのエネルギーは、すでに動かず、循環しません。
そして厄介なことに、新しいエネルギーが入ってくるのを拒む性質を持っているのです。
部屋に不要な物が多いと、
・空間が圧迫される
・掃除が行き届かなくなる
・視界に入る情報量が増える
こうした状態が積み重なり、
知らず知らずのうちに思考・感情・判断力まで鈍らせてしまいます。
結果として、
チャンスに気づけない
良いご縁が入ってこない
お金の流れが滞る
という「運が回らない状態」が生まれてしまうのです。
だからこそ、
物を手放すことは「掃除」ではありません。
エネルギーの浄化であり、人生の風通しを良くする行為なのです。
不要な物をひとつ手放すたびに、
そこには「空間」が生まれます。
その空間こそが、新しい金運、良縁、チャンスが入ってくる入り口になります。
焦る必要はありません。
ひとつ、またひとつと手放していくだけで、
運気は少しずつ、確実に動き始めるのです。
すぐに捨てないと貧乏になるもの【美輪明宏の教え】
「まだ使えるから」「もったいないから」
そう言って手元に残している物が、
実はあなたの金運を静かに奪っているとしたら——。
美輪明宏さんは、
“お金は生き物のようなもの”だと語ります。
居心地の悪い場所からは、自然と離れていく。
それは人間関係と同じなのです。
ここからは、
家に置いておくだけで不幸を呼び込み、
すぐに手放すべき代表的なものを見ていきましょう。
① 壊れた財布・古すぎる財布
お金の居心地という視点
財布は、あなた自身の分身であり、
お金にとっての「家」のような存在です。
破れた角、擦り切れた縁、
レシートで膨れ上がった中身——
こうした状態の財布は、
お金にとって決して居心地の良い場所とは言えません。
美輪明宏さんは、
「お金を粗末に扱う人のもとに、お金は居つかない」
と語っています。
どんなに一生懸命働いても、
財布が疲れ切っていては、
お金はすぐに出て行ってしまうのです。
財布の寿命と正しい手放し方
一般的に財布の寿命は約3年と言われています。
これは単なる迷信ではなく、
毎日お金を出し入れし、
持ち主の感情や思考を吸収してきた結果なのです。
新しい財布をすぐに買えない場合でも、
・破れた部分を修理する
・中身を整理してレシートを捨てる
・定期的に乾いた布で拭く
これだけでも、お金の居心地は改善します。
そして手放すときは、
「今までありがとう」と声をかけてから処分すること。
感謝して送り出すことで、
金運の流れは不思議と途切れません。
② 気に入らないプレゼント・元恋人からの贈り物
ネガティブな記憶が運気を停滞させる理由
箱に入れたままの贈り物。
見るたびに、心がざわつく品物。
それはすでに、
“物”ではなく“感情の記憶”になっています。
特に、元恋人や関係が終わった相手からの贈り物は、
過去の後悔・怒り・未練といった
重たいエネルギーを抱えています。
それらを家に置き続けることは、
無意識のうちに
過去に縛られたまま生きる選択をしているのと同じ。
感謝して手放すことで、
過去は静かに終わり、
新しい縁が入り込む余白が生まれます。
③ 埃をかぶった置き物・放置されたインテリア
「飾る」と「放置」の決定的な違い
本来、インテリアは
空間を整え、心を和ませるためのものです。
しかし、埃をかぶり、
何年も触れられていない置き物は、
もはや「飾り」ではありません。
それはエネルギーが止まった物体です。
美輪明宏さんは、
「愛情を向けられていない物は、
持ち主の運を下げる」と語ります。
本当に好きな物だけを残し、
きちんと手入れをする。
それだけで、部屋の空気は驚くほど変わります。
④ 欠けた食器・割れたグラス
器=豊かさを受け取る象徴
食器は「受け取る」「満たす」象徴です。
欠けた器を使い続けることは、
無意識に
「私は欠けたままでいい」
と自分に言い聞かせているのと同じ。
特に金運・家庭運は、
食器の状態と密接に関係しています。
どんなに小さな欠けでも、
割れた食器は感謝して手放しましょう。
新しい器を迎えた瞬間、
不思議と気持ちも前向きになります。
⑤ 壊れかけた家具・使わない家電
空間を圧迫するものが心と仕事運に与える影響
ガタつく椅子、閉まりの悪い引き出し、
使えないまま置かれた家電。
これらは、
「不安定な状態」を日常的に意識させ、
心をじわじわと疲れさせます。
特に仕事運は、
安定した足場と空間を必要とします。
修理できないものは処分し、
修理できるものは早めに整える。
それだけで、思考が整理され、
決断力が戻ってくるのです。
⑥ 何年も着ていない服
クローゼットと金運の関係
着ていない服が多いクローゼットは、
過去の自分への執着の集合体です。
「痩せたら着る」
「いつか使うかもしれない」
この“いつか”が、
金運を先延ばしにしてしまいます。
「3箱ルール」で無理なく手放す方法
・残す
・保留
・処分
の3箱を用意し、
保留は1年以内に使わなければ処分。
クローゼットが軽くなると、
不思議とお金の巡りも軽くなります。
⑦ 古い書類・レシート・読み終わった雑誌
紙類が運気を重くする理由
紙は情報の塊です。
不要な紙が多い家は、
情報過多で判断力が鈍ります。
特にレシートは
「出ていったお金の記録」。
溜め込むほど、金運は停滞します。
元彼・元カノの手紙を残す意味
それは過去の感情を保管している状態。
未来の幸運を迎え入れる余地がなくなります。
⑧ 古い下着・靴・タオル
肌に触れるものが運気に与える影響
肌に直接触れる物は、
持ち主のエネルギーを強く吸収します。
ボロボロの下着や靴は、
健康運・恋愛運を下げる原因。
新しいものに替えるだけで、
気分が上がるのは偶然ではありません。
⑨ 使っていない化粧品・美容グッズ・壊れたアクセサリー
美しさと自己肯定感のエネルギー
古い化粧品や使わない美容グッズは、
「私は変われない」という無意識のサイン。
壊れたアクセサリーも同様に、
自己価値の低下を象徴します。
役目を終えた物を手放すことで、
自己肯定感が回復し、
人間関係や金運にも良い変化が起き始めます。
運気を落とさない「手放し方」のコツ
断捨離は、
「たくさん捨てれば運が上がる」という作業ではありません。
やり方を間違えると、
疲れ果てたり、後悔したり、
逆に気分が落ち込んでしまうこともあります。
美輪明宏さんが大切にしているのは、
“手放し方の姿勢”です。
ここでは、運気を落とさず、むしろ整えていくための
正しい断捨離の考え方をお伝えします。
一気にやらない —— 運気は「ゆっくり整えるもの」
「よし、今日は全部片付けるぞ」
そう意気込んで始めたものの、
途中で疲れて散らかったまま終わってしまった——
そんな経験はありませんか。
一気に片付ける断捨離は、
心とエネルギーに大きな負担をかけます。
人は、長年積み重ねてきた物と
同時に「記憶」や「感情」も手放すことになります。
それを短時間で行うと、
無意識のうちに心が疲弊してしまうのです。
美輪明宏さんは、
「運気は筋トレのようなもの。
一日で鍛えようとしてはいけない」と語ります。
今日はここまで。
明日はまた少し。
その積み重ねが、安定した運の流れを作ります。
感謝して処分する意味 —— 物にも役目がある
日本には、
「物にも魂や記憶が宿る」という考え方があります。
だからこそ、
不要になった物を乱暴に扱うと、
自分の心にも雑な扱いが返ってくるのです。
捨てる前に、ほんの一言で構いません。
「今までありがとう」
「助けてくれてありがとう」
この言葉をかけることで、
自分自身の気持ちが整い、
罪悪感や後悔が残りにくくなります。
感謝して手放した物は、
不思議と次の幸運を呼ぶ橋渡しをしてくれます。
逆に、
イライラしながら投げ捨てるような断捨離は、
空間は片付いても、心が荒れたままになるのです。
引き出し1つから始める重要性 —— 小さな成功が運を動かす
「どこから手をつけたらいいかわからない」
そう感じる方はとても多いものです。
その場合は、
部屋ではなく“引き出し1つ”から始めてください。
引き出し1つが片付くと、
・目に見えて変化が分かる
・短時間で終わる
・達成感が得られる
この「できた」という感覚が、
次の行動へのエネルギーになります。
人間は、
小さな成功体験を積み重ねることで、
自然と行動が加速するようにできています。
今日は引き出し1つ。
次は棚の一段。
そのうち気づけば、
家全体の空気が変わっているはずです。
断捨離とは、
物を減らすことではありません。
自分にとって本当に必要なものだけを選び取る力を、
少しずつ取り戻していく作業なのです。
焦らず、比べず、
あなたのペースで進めてください。
その丁寧さこそが、
運気を静かに、確実に整えていきます。
金運・幸運を呼ぶ持ち物編
持っているだけで金運が上がるもの
「何を捨てるか」だけでなく、
「何を持ち続けるか」も、運気には同じくらい重要です。
金運のいい人ほど、派手な開運グッズを持っているわけではありません。
共通しているのは、
身近な持ち物が整っていて、清潔で、意味を理解して使われていること。
ここでは、特別なスピリチュアルアイテムではなく、
今日から持てる“運を呼ぶ持ち物”を紹介します。
① 清潔なハンカチ(明るい色)
浄化とリセットの象徴
ハンカチは、
・手を拭く
・汗を拭く
・涙を拭く
つまり、体と感情の「不要なもの」を吸い取る役割を持っています。
汚れたハンカチ、ヨレヨレのハンカチを持ち歩いていると、
無意識のうちに「停滞したエネルギー」を一緒に持ち歩くことになります。
おすすめは
- 白
- クリーム
- 水色
- 淡いピンク
などの明るく清潔感のある色。
毎日洗い、アイロンをかける必要はありません。
「清潔だ」と自分で胸を張って言える状態であることが大切です。
② 金運を引き寄せるキーホルダー
四葉のクローバー・龍・鈴・ゴールドカラー
鍵は「未来への扉」を開く象徴。
その鍵につけるキーホルダーは、
運気の方向性を決めるアンテナのような存在です。
おすすめのモチーフは以下。
- 四葉のクローバー:偶然の幸運を引き寄せる
- 龍:仕事運・財運を動かす力
- 鈴:邪気を祓い、良い流れを呼び込む
- ゴールドカラー:豊かさ・循環の象徴
ただし重要なのは、
「高いもの」ではなく
「見ていて気分が上がるか」。
くすんだり、壊れているキーホルダーは、
役目を終えています。
③ 金運カラーのペン・ノート
書くことで運を動かす習慣
金運は「思考」と「行動」の結果です。
それを最も直接的に動かすのが書く行為。
おすすめカラーは
- ゴールド
- 黄色
- ベージュ
- 深い緑
完璧な手帳である必要はありません。
- 今日使ったお金
- 感謝したこと
- 小さな目標
これらを書き留めるだけで、
お金に対する意識が「恐れ」から「管理」へと変わります。
書く=意識を向ける
意識が向いたところに、運は流れ込みます。
デジタル断捨離
スマホ・パソコンの不要データも運気を下げる
情報のゴミが思考を重くする理由
写真3万枚、
未読メール500件、
開いていないアプリだらけ。
これらはすべて、
目に見えない「思考の埃」です。
人は無意識に、
「処理しきれていないもの」を常に感じています。
だから
- 決断が遅くなる
- 集中できない
- なぜか疲れる
という状態が続きます。
おすすめは
- 使っていないアプリを削除
- 写真は月1回整理
- 通知は最小限
デジタル空間が軽くなると、
驚くほど現実の判断も軽くなります。
まとめ・締めの言葉
捨てた瞬間から、人生は静かに動き出す
運気を下げるものは、
特別な呪いの品ではありません。
どこにでもある物。
見慣れすぎて、気づかなくなった物。
それらが、
あなたの時間、空間、心を少しずつ奪っています。
捨てるときは、こう言ってください。
「今までありがとう」
これは、
日本古来の「物にも魂が宿る」という考え方です。
怒りや後悔を込めて捨てると、
心は荒れます。
感謝して手放すと、
次の幸運が入る余白が生まれます。
断捨離は、
人生を変える派手な魔法ではありません。
けれど、
確実に流れを変える静かな一歩です。
今日、
引き出し一つからで構いません。
そこから、
あなたの運はゆっくりと、確実に動き始めます。
美輪明宏(みわ あきひろ)プロフィール
美輪明宏(1935年5月15日生まれ)は、日本の歌手、俳優、演出家、作家、そして精神的メッセージを発信し続ける思想家として知られる人物です。
長崎県長崎市出身。本名は丸山明宏(まるやま あきひろ)。
10代でシャンソン歌手として注目を集め、
1957年に発表した楽曲「ヨイトマケの唄」は、労働者や社会の底辺に生きる人々の魂を歌い上げた名曲として、今なお語り継がれています。
俳優としては、
寺山修司作品や映画『黒蜥蜴』『毛皮のマリー』などで圧倒的な存在感を放ち、
性別・常識・美意識の枠を超えた表現者として、日本文化に大きな影響を与えました。
また、人生相談・講演・テレビ番組などを通じて発信される言葉は、
単なるスピリチュアルではなく、
- 因果応報
- 魂の成長
- 感謝と謙虚さ
- 物や人への敬意
といった日本的精神性と倫理観に根ざしたものが多く、
世代を超えて深い共感を集めています。
美輪明宏の思想の根底にあるのは、
「人は見えないものに生かされている」という考え。
だからこそ、
言葉遣い、身だしなみ、住空間、持ち物、そして心の在り方まで、
日常の一つひとつを丁寧に生きることを強く説いています。
華やかな芸能人生の裏で、
戦争体験、貧困、差別、孤独を乗り越えてきたからこそ語れる言葉は、
今もなお「人生の指針」として多くの人の心を支え続けています。

三輪さんのお話は、自分ごとに考えても「あるある」がいくつもありました。早速、少しずつ断捨離していこうと心に誓うのであった。まる!
最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でまた、お会いしましょう。
またねー。💕


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