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バリ島に殺到したロシア・ウクライナ避難者たち──歓迎から規制強化へ、変わりゆく地元の声

バリ島治安・注意点
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バリ島に避難してきた外国人が増えてるってホント?島の雰囲気、変わっちゃったの?

最近、

「バリ島って今、ロシア人やウクライナ人がめっちゃ増えてるらしいよ?」

とか、

「外国人観光客のマナーが悪化してるってニュース見たけど大丈夫なの?」

なんて声、ちらほら聞きませんか?

実はこれ、ただのウワサじゃなくて本当に起きていることなんです。
2022年以降、戦争や社会不安から逃れてきたロシア人・ウクライナ人の数が急増中。特にバリ島は気候も良くて、比較的ビザも取りやすかったことから、“避難先”として選ばれてきました。

「でも、それって観光に行く側には関係ない話じゃない?」と思うかもしれません。
でも実は、その影響で地元の雰囲気やルール、そして観光客に対する目も少しずつ変わってきてるんです。

このブログでは、

  • なぜバリ島に彼らが集まっているのか?
  • 実際どんな問題が起きているのか?
  • バリ島の人たちはどう思っているのか?
  • そして、私たち観光客が知っておくべきことは?

──そんな疑問や不安に、できるだけわかりやすく、偏らず、やさしく寄り添いながらお届けします。

「バリ島って今、行っても大丈夫?」
「現地の人に迷惑にならないかな…?」

そんな気持ちを持ってくれているあなたにこそ、読んでほしい内容です。

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1. 【背景】バリ島が選ばれた理由って?

まず、「なんでバリ島にロシア人やウクライナ人が集まってきてるの?」って気になりますよね。

実はその背景には、それぞれの国の切実な事情があるんです。

ロシア人の場合:徴兵を避けるため、そして経済の混乱からの脱出

2022年にロシアとウクライナの戦争が始まって以降、ロシア国内では“部分的動員令”という形で、若い男性たちが徴兵される流れが強まりました。
「戦場に行きたくない…」という気持ちから、多くの人が国外へと逃れるようになったんです。

しかも、経済制裁の影響でロシア国内は不安定に。クレジットカードも海外で使えなくなったり、自由な移動がどんどん難しくなっていきました。
そんな中、「ビザが取りやすくて、気候も良くて、英語も通じやすい」──そんな国や場所を探した結果、バリ島が候補に浮上したというわけです。

ウクライナ人の場合:まさに“命を守るための避難”

一方でウクライナの人たちは、戦火そのものから逃げるための“避難”としてバリ島にやって来ています。

「そもそもアジアに避難するウクライナ人って多いの?」と思うかもしれませんが、ヨーロッパに比べて物価が安く、安全で、子どもと一緒に住みやすい場所を求めてバリを選んだ人も少なくありません。

バリ島の「開国」と“到着ビザ”が後押しに

そんな彼らの移住・避難をさらに後押ししたのが、インドネシア政府の「開国」です。
コロナ禍で一時停止されていた観光ビザ(到着ビザ)が、2022年に復活。
しかも手続きがかなりシンプルで、「とりあえず行ってから考える」スタイルの人にもぴったりだったんです。

特にロシア人にとっては、他の国よりも圧倒的に入国しやすかったことが大きなポイントでした。

実際、何人くらい来てるの?

統計によると、2022年以降にバリ島を訪れたロシア人は約5万8000人、ウクライナ人は約7000人
もちろん、すべてが避難や移住目的ではありませんが、明らかに以前とは比べものにならない数です。


次章では「その影響で何が起きているの?」というリアルな現地の変化について見ていきましょう。

2. 【問題行動の例】歓迎ムードから一転…そのきっかけは?

バリ島って、基本的に“外国人にやさしい”場所なんです。
観光客ウェルカム、文化の違いにも寛容、笑顔で迎えてくれるローカルの人たち。
でも、最近「ちょっと空気が変わってきたかも?」っていう声もちらほら。

その背景には、一部の外国人が引き起こした“迷惑行為”があるんです。

聖なる場所での「ありえない」行動

まず最初に大きな問題となったのが、バリ島の聖地での不敬行為

たとえば──

  • 寺院で裸になって写真を撮る
  • 神聖なバニュアン・ツリー(精霊が宿るとされる木)に登ってふざける

これは、バリの人たちからすると「信仰心を侮辱された」と感じる、本当に深刻な問題です。
たとえば日本でも、神社でふざけて写真を撮る外国人がいたら、ちょっと引いちゃいますよね。それと同じ感覚です。

ストリートアート?いや、ただの無断落書き…

バリ島では、アーティスティックな文化が大切にされていますが──
中には許可も取らずに壁に絵を描いたり、無断で学校に侵入して撮影したりする外国人も…。

「創作活動です!」って本人は思ってるかもしれないけど、それって結局“他人の敷地に勝手に入って迷惑かけてる”ことと同じ。
ローカルの人からすれば、「え、なんでそんなことするの?」って思っちゃいますよね。

バイクの運転マナーがめちゃくちゃ

これは多くの観光客にありがちなんですが──
半裸・ノーヘルでバイクに乗って、そのまま交通事故へ…というケースが本当に多発しています

バリは気軽にバイクを借りられるし、道もそこそこ広い。でも交通ルールはしっかりあります。
「東南アジアだからゆるいんでしょ?」なんて考えてると大間違い。
実際に、外国人が起こした交通事故で地元の人が巻き込まれる…なんてニュースもあるんです。

“働いちゃダメな人”が働いてる?

さらに最近増えているのが、就労ビザを持っていないのに仕事をしている外国人たち

たとえば──

  • 現地で観光ガイドを始める
  • サーフィンスクールを開く
  • レンタカー業を勝手に始める

いわゆる“ノマド”や“現地ビジネス”っぽいけど、就労ビザなしでお金を稼ぐのはインドネシアでは違法行為です。

しかも、正規のバリ人スタッフの仕事を奪ってしまうケースもあり、「フェアじゃない」と地元で問題視されているんです。


最初は「ようこそバリ島へ!」と歓迎されていたロシア人・ウクライナ人の一部ですが、こうした問題行動が相次いだことで、少しずつローカルとの間に“摩擦”が生まれてしまいました。

次の章では、「実際にどんな対応が取られているの?」という点に迫っていきます。

3. 【島民の反応】「もう我慢の限界」

バリ島の人たちは、基本的にとても寛容で優しいんです。
文化や言葉が違っても、観光客を温かく迎えてくれる…それがバリの魅力でもありますよね。

でも、そんなローカルの人たちにも“限界”はあるんです。

「観光客だからって、何しても許されると思ってるの?」
「もう黙ってられないよ」──そんな声が、少しずつ、でも確実に増えてきています。


「透明なドームの中で暮らしてるみたい」

以下はニューヨークタイムズの記事を引用してます。

地元のビジネスマンであり社会活動家の I Wayan Pardika(イ・ワヤン・パルディカ) 氏は、こんなコメントを残しています。

「一部の外国人は、まるで透明なドームの中で暮らしているように、現地のルールも文化も見えていない」

さらに、ファッションブランド創業者であり、バリの社会問題にも積極的に声をあげている Niluh Djelantik(ニルー・ジャランティック) 氏もこう語ります。

「この島の文化を敬う気持ちもなく、自分たちのルールだけで動く。そんな態度が多くの地元民を傷つけている」


同情から怒りへ…バリ人の“善意”が裏切られる

戦争や経済危機でやむなく移住してきた人たちに対して、最初は地元の人たちも「大変だったんだろうな」「助けになれば…」と同情していました。

中には、家賃の支払いを猶予してあげたり、仕事の紹介をしたり、食料を分けてあげたり…というエピソードも。

でもその善意を踏みにじるように、ルール無視の行動や滞納のままのトンズラが相次ぐように。

結果、
「助けたのに裏切られた」
「こんな人たち、もう信用できない」──そんな気持ちが広がってしまったんです。


4. 【インドネシア当局の対応】ついに動き出した政府

地元の不満やトラブルが大きくなる中で、インドネシア政府も本格的な対応に乗り出しました。

もはや「見て見ぬふり」はできない…という状況です。


不法滞在・違法就労者の摘発が加速

観光客としての滞在ではなく、ビザの不正利用就労ビザなしでのビジネスが疑われるケースに対して、当局が本腰を入れはじめました。

最近では以下のような動きが──

  • 不法就労していた外国人インストラクターが摘発され、国外追放
  • 「デジタルノマドビザ」目的外利用者に警告・取り締まり
  • SNSでの不適切な行動(裸の写真など)を投稿→即時強制退去のケースも

インドネシアでは、「観光ビザで働く」のは完全に違法。観光客である以上、バリ島でお金を稼ぐことは基本的にNGなんです。


「観光客の質」が問われる時代へ

当局は今、「とにかく人を呼ぶ」から「質の高い観光客を呼ぶ」という方向へシフトしています。

観光大臣の発言でも、「文化を尊重し、長期的に地域に貢献してくれる旅行者を歓迎したい」と強調されており、観光政策そのものが見直されつつあります。

SNS映えだけを目的に、マナーを無視した行動をする観光客──
そんな人たちは今後、歓迎されなくなる時代が来るかもしれません


次は、こうした状況をふまえて
「これから私たちは、どんな視点でバリ島を旅すべき?」
というテーマを掘り下げていきます。

5. 【現地コミュニティの取り組み】

── “バリを愛する”からこその行動

トラブルが多発する一方で、実は“バリを本当に愛している”外国人たちも動き始めています。
「このままじゃ、僕たちまで追い出されてしまう」
そんな危機感から、ロシア人有志たちが立ち上げたのが“啓発団体”です。


「島の文化を伝える」外国人による地元との橋渡し

この団体の取り組みは、ちょっと素敵です。
・神様に失礼な行動とは何か
・お祭りや伝統行事にどう接すればいいか
・地元に利益を還元する方法

といったことを、同じ外国人の目線でやさしく教える活動をしているんです。

「知らなかった」じゃ済まされないけど、でも“知るチャンス”があれば、変われる人もいる。
そう信じて行動している彼らは、ある意味で“真の旅人”かもしれません。


観光局も本腰。「マナー啓発ポスター」が増加中

バリ州観光局も、英語・ロシア語・ウクライナ語で書かれた注意喚起ポスターを主要スポットに設置しています。

よく見かける内容はこんな感じ:

  • 📵 SNS映えのための不快な投稿はやめて
  • 👙 水着の着用は、ビーチやプールなど“限定された場所だけ”で
  • ⚠️ 違反者には罰金 or 強制退去あり

これは単なるお知らせじゃなくて、「共に暮らすための最低限のルール」なんです。


6. 【まとめ・今後の展望】

── バリの“寛容さ”が試された事件

今回の一連の出来事は、
“観光地バリ”が持っていた「優しさ」や「寛容さ」が、どこまで通用するのかを試す出来事だったのかもしれません。

文化も背景も違う人々が集まるバリ島。
そこでは、「ルール」と「リスペクト」がなければ、うまく共存できない。


現地文化リテラシーが、旅の“質”を左右する

旅人や移住者がバリ島で素敵な時間を過ごすためには、現地の文化を知る姿勢(=文化リテラシー)が欠かせません。

お金を使うことも大事だけど、
“どう過ごすか” “誰をリスペクトするか”で、あなたの旅の印象も、バリ島の未来も変わってきます。


今後の焦点は「ビザ制度」か?

今後は、外国人の長期滞在をどうコントロールするか──つまりビザ制度の見直しが大きな争点になる可能性もあります。

「本当に文化を理解している人だけが長く滞在できるようにするべきだ」
そんな声が、島のあちこちで聞こえてくるようになってきました。


【締めのひとこと】

「天国のような島」バリ島は、
ローカルの人たちの善意と、ゆるぎない規律の上に成り立っている。
それを忘れないことが、旅人としての“第一歩”かもしれません。

Ricky
Ricky

世界から争いがなくなることを願ってる

でも——
愛するバリ島が混乱していく姿は、やっぱり見ていられない。

世界には戦争や争いで、苦しんでいる人がたくさんいます。
命の危険から逃げてきた人たちには、「ここで安心して過ごしてほしい」と願わずにいられません。

でもその一方で、
バリ島という“誰かにとっての避難先”が、
今、少しずつ苦しんでいるのも事実です。

文化が壊され、ルールが破られ、
島の人たちが「もう限界」と感じている今——
旅人の一人として、できることがあるんじゃないかと思うんです。

争いのない世界と、愛する場所の平和。
どちらも大切だからこそ、
“思いやり”と“理解する姿勢”を、どこにいても持ち続けたい。

バリ島の美しさは、景色だけじゃない。
そこに生きる人たちの優しさと、静かな誇りこそが、本当の宝物なのだから。

Nao
Ricky

最後まで読んでくれてありがとう。

次の記事でお会いしましょう。

またねー。💛

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