海外旅行が決まった瞬間はワクワクしますが、同時に頭をよぎるのが 「重いスーツケースをどうするか」 という問題。
空港までの移動、混雑した電車、エスカレーターのない駅、雨の日の移動……。
「旅行前から疲れてしまう」
「大きなスーツケースを持って移動するのが本当に大変」
そんな声をよく聞きます。
そこで活躍するのが 手荷物宅配サービス(荷物空港宅配サービス)。
この記事では、読者の不安や疑問に寄り添いながら、サービスの仕組み・メリット・注意点までやさしく解説します。
なぜ今「手荷物宅配サービス」が人気なのか?
海外旅行前のストレスといえば、真っ先に思い浮かぶのが 荷物の運搬。
- 朝早く家を出る
- ラッシュの電車に大きなスーツケースを持ち込む
- 家族連れで荷物が多い
- 空港が遠くて移動がしんどい
こうした悩みを解決してくれるのが、宅配サービス。
自宅から空港へ荷物を送ったり、帰国時に空港から自宅へ送れるため、旅行の負担を大幅に減らせます。
特に最近は、
- 高齢の両親との旅行
- 子ども連れファミリー
- 出張と旅行を兼ねる人
- お土産が増えがちな海外旅行
などで利用者が急増しています。
手荷物宅配サービスとは?仕組みをやさしく解説
「なんとなく便利そうだけど、どう使うの?」
そんな方へ、まずは流れを簡単にまとめます。
出発時(自宅 → 空港)
- 予約する(オンライン or 電話)
- 宅配業者が自宅へ集荷
- 指定日までに空港カウンターへ届けてくれる
- 当日、空港で荷物を受け取ってチェックインへ進む
帰国時(空港 → 自宅)
- 空港の宅配カウンターで申し込み
- スーツケースを預ける
- 1〜2日後に自宅へ到着
👉 これだけで、移動は完全に手ぶら!


どんなサービスがあるの?選べるタイプと特徴
1. 空港会社・宅配会社の提供サービス
- JAL ABC(日本全国の主要空港に対応)
- ANA 手荷物宅配サービス
- クロネコヤマトの空港宅急便 など
シンプルに使える王道サービス。
予約方法が簡単で、初めてでも安心です。
◆利用できる主な空港&申込URL
| サービス名 | 利用できる主な空港 | 申込ページURL |
|---|---|---|
| JAL ABC 空港宅配サービス | 成田空港、羽田空港(国際線・国内線)、関西国際空港、中部国際空港、新千歳 など主要空港 | https://www.jalabc.com/delivery_service/airport_delivery/abc_airport_delivery.html jalabc.com |
| ANA 手ぶら・空港宅配サービス(ヤマト運輸 空港宅急便利用) | 成田空港、羽田空港、関西国際空港など国際線出発空港 | https://www.ana.co.jp/ja/ph/travel-information/baggage-information/delivery/ |
| クロネコヤマト 空港宅急便(空港への発送/空港からの配送) | 全国の対応空港 — 空港宛配送および空港から国内送付に対応 | https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/airport/ |
📦 料金目安表(東京近辺 ⇔ 空港/主要エリア)
| サービス/会社 | 区間・条件など | 目安料金* |
|---|---|---|
| JAL ABC 空港宅配サービス | 東京近辺(関東甲信越) → 成田国際空港/羽田空港(第3ターミナルなど)|スーツケース 120-160サイズ | 約 2,700円〜3,580円(サイズやプランによって変動) |
| JAL ABC(往復宅配) | 東京近辺 ⇔ 成田 or 羽田 空港|往復で荷物を送る場合 | 約 4,550円〜6,300円(サイズによる)+手ぶら手数料など別途あり |
| ヤマト運輸 Airport TA-Q-BIN | 東京近辺ホテル/自宅 ⇔ 空港(羽田など)|スーツケース(160 cm/約25 kgまで) | 約 3,168円(キャッシュレス決済・160サイズの目安) |
| ヤマト運輸(空港 → 東京23区など) | 空港出発後、荷物を東京23区のホテルなどに送る | 荷物のサイズ・重さによるが、通常 2,500〜3,000円前後のケースが多いとの報告あり |
* 料金は「1個のスーツケースまたは荷物1点あたり」の目安。荷物サイズ(120/140/160 cmなど)や宅配の方向(出発宅配/到着宅配/往復)、支払い方法などによって金額は上下する。
🔎 補足・注意点
- JAL ABC のサービスは「出発宅配」「到着宅配」「往復宅配」などプランが異なり、料金もそれぞれ違うので注意。
- 空港(成田・羽田など)から発送する場合、別途「空港受取手数料」(例:ヤマトの場合は 660円)がかかることがある。
- スーツケースのサイズや重量、荷物の中身(壊れ物・貴重品など)に制限があるサービスもあるので、事前に条件確認を。例えば、ヤマトの空港宅急便は「3辺合計200 cm以内、重量30 kg以内」が目安。
- 「ホテル配送」など、宿泊先がサービス対象かどうかも確認が必要。サービス対応ホテルでないと受取不可のケースも。
2. クレジットカードに付帯する「無料宅配特典」
実はこれ、すごく知られていませんが……
ゴールドカード以上のクレジットカードには
無料で荷物を1〜2個まで送れる特典 が付いていることがあります。
例:
- アメックス
- 楽天プレミアムカード
- エポスゴールドカード
- ダイナース
- 三井住友プラチナ など
旅行のたびに使えるので、コスト的にも非常に優秀。
「クレカの特典って使いづらいんじゃ…?」
と思う人もいますが、意外と簡単で利用者も多い人気サービスです。
🛫 手荷物宅配特典付きクレジットカード — 条件まとめ
| カード名(ブランド) | 主な特典内容 | 主な条件・注意点 |
|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード / 楽天ブラックカード | 出発時または帰国時、自宅 ⇔ 空港の荷物宅配が 1個無料 | 年間 2回まで。対象は、2025年1月14日以前に入会し「トラベルコース」を登録している会員。条件を満たさないと利用不可。 楽天カード |
| セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード(プラチナ/ゴールド) | 往路または復路でスーツケース1個を無料で配送サービス利用可(カード会員向け優待) | 往路・復路の無料枠、2個目以降や一部条件では割引となる場合あり。利用時はカードと搭乗券提示が必要。 クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード |
| ダイナースクラブカード | 空港手荷物宅配サービスを優待価格/無料で利用可能 | 国際線利用時にコールセンターで手続き。優待の対象になるかはカードの種類・時期により異なる。 ダイナースクラブ |
| TRUST CLUB プラチナ Visaカード(および旧 SuMi TRUST CLUB ゴールド/ワールド等) | 復路(空港 → 自宅または指定先)でスーツケース1個の無料宅配 | 対象空港&荷物サイズ制限あり(3辺合計160 cm、重量 30 kg以内など) スミットクラブ |
⚠️ この情報を使うときの注意点
- 同じ名称のカードでも「いつ発行したか」「どのコースを選んだか」「年会費の有無」などで、宅配特典の有無や条件が変わることがある。
- 特に楽天プレミアムカードは「2025年1月15日以降に新規入会した場合は、宅配特典が適用されない/条件が異なる」という案内が公式に出ている。 楽天カード
- 荷物サイズ・重量(例:3辺合計160 cm以内・30 kg以内)が制限されているカード/サービスが多いので、大きなスーツケースやゴルフバッグ・スノーボードなどを送る場合は要確認。 クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
- 「無料」は“1個まで”や“往復どちらかのみ”という条件付きであることが多く、複数の荷物を送りたい場合は有料になる/対応外の場合がある。 シフィット
✅ 私のおすすめのチェックポイント
あなたのように「海外旅行」「荷物が多くなりがち」「手ぶらでの移動を快適にしたい」なら:
- 年に1〜2回海外旅行するなら、楽天プレミアムカードやセゾンAMEXあたりはコスパが良い
- 荷物が大きめ・重めなときは、宅配特典付きカードでも「サイズ/重量制限」を忘れずチェック
- 旅行前に「カードが対象か」「トラベルコース等登録済か」「空港が対象か」を必ず確認する
手荷物宅配サービスを使うメリット
① 空港へ“手ぶら”で行ける開放感
これが一番大きい。
スーツケースを持たないだけで、
- 階段
- 人混み
- 満員電車
- 天候
これらのストレスが一気になくなります。
旅行はスタート時の疲れで満足度が変わるので、ここは本当に重要です。
② 帰国後、疲れていても荷物の心配をしなくてOK
帰国後は長時間フライトでぐったり。
そこから大きな荷物を運ぶのは正直つらいですよね。
宅配を使えば、
- すぐに自宅へ帰れる
- 荷物は翌日届くので、ゆっくり休める
- 小さい子がいる家庭は特にラク
旅行の“最後の最後”を楽にしてくれるのは大きな魅力。
③ 大きくて重い荷物でもOK(※制限内なら)
スーツケースはもちろん、
- 冬物衣類でパンパン
- お土産で重い
- 3辺の合計が160cm以内(多くのサービスで採用)
ならほとんど問題ありません。
④ コスパが良い(カード特典なら無料も)
通常でも2,000〜3,000円前後。
タクシー代や労力を考えたら十分“安い投資”です。
クレカ特典なら 0円 も可能なので
知らないと損してしまうポイント。
注意点とよくある失敗例(ここ大事)
読者が不安に思うのはここ。
失敗しやすいポイントも丁寧にまとめます。
① 荷物のサイズ・重さに制限がある
多くは、
- 3辺合計160cm以内
- 重量25〜30kgまで
これを超えると利用できない場合があります。
② 配達エリアに制限がある
北海道の遠方や離島など、
一部地域では到着が遅れたり不可のこともあります。
③ 受取できる時間帯に注意
自宅が不在がちなら、
到着を別日にするか、宅配ボックスの有無を確認した方が安心。
④ 貴重品・壊れ物は預けられない
これは意外と知られていません。
- カメラ・パソコン
- 現金・通帳
- パスポート
- 割れ物
これらは必ず手荷物に。
どんな人におすすめ?
手荷物宅配サービスは特にこんな人にピッタリ。
- 空港までの移動が長い
- 小さな子どもがいる
- 高齢の親と一緒に行く
- 旅行の荷物が多くて重い
- お土産を買いすぎてしまうタイプ
- 帰国後すぐ仕事があり体力を温存したい
正直、ほぼ全ての海外旅行者にメリットありです。
利用の流れ(初めての人向けに丁寧に)
出発時(自宅 → 空港)
- サービスサイトまたはカード特典ページで予約
- 集荷日を指定
- 荷物を渡す
- 出発当日、空港の専用カウンターで受け取る
※早朝便でも前日に受取可能なので安心。
帰国時(空港 → 自宅)
- 到着ロビーの宅配カウンターへ
- スーツケースを渡す
- 伝票に住所を記入
- 翌日以降に自宅で受取
実際に使って感じたメリット(体験談風)
おいらが初めて使ったのは、バリ島旅。
スーツケースなしで家を出た時の軽さに驚いた。
手荷物だけで改札もスイスイ。
空港でも自由度が高く、旅のスタートが一気に快適に。
帰国時は疲れ切っていたので宅配を利用。
翌日荷物が届くまでゆっくり休めたのが本当にありがたかった。
「もう次からは絶対これ使う」
と思った瞬間でした。
最後に:旅の質が変わる“小さな工夫”
荷物宅配サービスは、旅の中では目立たない存在ですが、
使ってみると 「もっと早く知っておきたかった」 と感じる人が多いサービスです。
特に海外旅行は非日常。
できるだけ疲れや負担を減らすことが、
旅を思い切り楽しむための大切な工夫です。
利用前のチェックリスト
最後に、使う前に確認しておきたい項目をまとめます。
- 空港はサービス対象?
- 荷物はサイズ・重量制限内?
- 出発日の前日までに集荷できる?
- クレジットカード特典は使える?
- 貴重品・壊れ物は入れていない?
このポイントさえ押さえれば、
海外旅行を 「手ぶらでストレスゼロ」 にできます。
それでは、快適な旅を。

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛





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