SNSで「バリ島 地震」という言葉を見て、不安になられている方も多いのではないでしょうか。特に旅行を予定されている方や、現地にご友人・ご家族がいる方は、とても心配なことと思います。
ご安心ください。現時点では、バリ島での人的・物的な被害報告はありません。
この記事では、最新の地震情報をわかりやすくお伝えするとともに、現地の実際の状況や、万が一に備えるための実践的なアドバイスをご紹介します。
最新地震情報まとめ
現在、バリ島及びその周辺地域では、複数の地震が発生しています。しかし、これらの地震がバリ島の観光地域に直接的な影響を与えているわけではありません。
| 発生日時 (日本時間) | 震源地 | マグニチュード (M) | 震源の深さ | 主な影響 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年10月1日 01:49頃 | バリ海 | 6.0 | 約13.9km | 現在のところ、バリ島での被害報告はありません |
| 2025年9月30日 16:04頃 | インドネシア、東ジャワ州バニュワンギ近くの海底 | 5.7 | 約12km | 現在のところ、バリ島での被害報告はありません |
現地の詳細状況と専門家の見解
現在のバリ島は平常通り
現在、クタ地区、サヌール地区、ウブド地区では、日常生活も観光活動も通常通り営まれています。レストランやショップは営業を続けており、観光客の方々も普段通りビーチや観光名所を楽しんでおられます。
「地震のニュースを見たので、心配して家族から連絡が来た」という現地在住の友人もいますが、実際には揺れを感じなかった地域がほとんどです。
なぜ地震が多いの?~バリ島の地学的背景~
バリ島が環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)に位置していることは、地震活動が活発な主な要因です。この地域では、複数のプレートが接しているため、地殻活動が活発です。
しかし、重要なのは、インドネシア全体で見ると地震が多いものの、バリ島では大きな被害をもたらす地震は比較的稀だということです。現地の建築物も、ある程度の地震には耐えられるよう考慮されて建設されている場合がほとんどです。
旅行者・在留邦人への影響
観光施設・交通機関は通常運転
- 空港: ングラライ国際空港は通常運航
- ホテル: 主要ホテルは平常通り営業
- 観光名所: タナロット寺院、ウルワツ寺院、ウブドの王宮など、主要観光地も通常通り公開中
- 交通: タクシー、グラブ、レンタルバイクなども通常サービス提供中



在留邦人コミュニティからの声
在留邦人の方々と連絡を取っていますが、皆さん平常心を保たれています。定期的な情報収集を心がけつつ、日常生活を送っておられます。
緊急時の行動ガイド~もし滞在中に地震にあったら~
「備えあれば憂いなし」の精神で、以下のポイントを頭に入れておいてください。
屋内で揺れを感じた時
- まずは身の安全を最優先に
- 丈夫な机の下に身を隠す
- 窓ガラスや照明の下から離れる
- カバンや枕で頭を保護
- 揺れが収まるまで待機
- 慌てて外に飛び出さない
- 火元の確認は揺れが収まってから
屋外で揺れを感じた時
- 頭上と足元に注意
- ブロック塀や自動販売機からすぐに離れる
- 看板や割れたガラスが落下する可能性があるため、建物の近くからは離れる
- 安全なスペースを確保
- 近くの広場や公園など、開けた場所に移動する
- 崖や斜面からは距離を取る
情報収集の方法~信頼できる情報源の見分け方~
不安なときほど、信頼できる情報源から正確な情報を得ることが重要です。
おすすめ情報源
- インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG): 現地の最も信頼できる公式情報
- 在インドネシア日本国大使館: 在留邦人向けの安全情報
- バリ島ニュースなどの現地メディア: 実際の現地状況を伝えるローカルニュース
注意したい情報源
- 不確かなソーシャルメディアの情報
- 誇張された表現の多い個人ブログ
- 出典不明の噂話
🌋バリ島・インドネシアの自然災害Q&A(2025年最新版)
Q1:インドネシアは地震が多い国ですか?
A1:はい、多い国に分類されます。
インドネシアは「環太平洋造山帯(Ring of Fire)」に位置しており、複数のプレートがぶつかる場所にあります。そのため、地震や火山活動が非常に活発です。
1900年代以降、マグニチュード7以上の地震が多数発生しており、年間では数千回規模の小さな揺れも観測されています。
旅行中に体感するような強い地震はまれですが、「地震が起こる可能性がある国」として意識しておくのが安全です。
Q2:バリ島の危険レベルは?
A2:観光地としては比較的安全ですが、自然災害リスクはゼロではありません。
バリ島はインドネシアの中でも治安が良く、観光地として世界的に人気があります。
ただし、以下のような注意点があります:
- 地震・火山活動:アグン山などの火山が存在し、過去には噴火で空港が一時閉鎖されたこともあります。
- スリや詐欺:観光地では軽犯罪が起きることもあるため、貴重品管理には注意が必要です。
- 交通事故:バイクや車の交通マナーが日本と異なるため、運転には十分な注意が必要です。
総合的に見れば「バリ島は安全に旅行できる場所」ですが、自然リスクを理解し、基本的な安全対策を心がけましょう。
Q3:バリ島で“行かないほうがいい日”はありますか?
A3:特定の日に危険というわけではありませんが、注意すべきタイミングがあります。
以下のような時期や条件は避けた方が安心です。
- 火山警戒レベルが上がっている時:アグン山などの周辺ルートが封鎖される場合があります。
- 雨季(11月〜3月):スコールや洪水で一部道路が通行不能になることがあります。
- 宗教行事の日:寺院やエリアによっては立ち入りが制限される場合があります(例:ニュピの日など)。
旅行前には、現地の天気予報や最新の観光情報を確認しておくのがおすすめです。
Q4:バリ島は2025年に噴火するのでしょうか?
A4:現時点では、噴火の予兆は確認されていません。
アグン山をはじめとするバリ島の火山は、専門機関によって常時監視されています。
2025年11月現在、火山活動は「安定」レベルとされており、直近での大規模噴火の可能性は低いと見られています。
ただし、火山活動は急変することがあるため、旅行前・滞在中はニュースや現地当局の発表を確認しておくと安心です。
Q5:津波の心配はありますか?
A5:可能性はありますが、頻繁ではありません。
インドネシア全体では津波の発生が記録されていますが、バリ島周辺で大規模な津波が起きたのは過去数回のみです。
ビーチエリアでは「津波避難ルート(Tsunami Evacuation Route)」が整備されており、宿泊施設にも避難案内が掲示されています。
海沿いに滞在する場合は、避難経路を一度確認しておくと安心です。
🌴まとめ
- バリ島は観光地として安全で魅力的な場所。
- ただし、地震・火山活動・津波などの自然災害リスクは完全には避けられません。
- 最新情報を確認し、冷静な準備をしておけば、安心して旅行を楽しめます。
まとめと今後の見通し
現地の状況をまとめると:
- 現状: バリ島の観光地域に直接的な影響はなく、通常通り観光を楽しめる
- 安全対策: 常に最新情報を確認し、緊急時の行動手順を頭に入れておく
- 今後の見通し: 引き続き地震活動には注意が必要だが、過度な心配は不要
バリ島は今日も美しい夕日が沈み、温かい人々の笑顔が皆さんをお待ちしています。必要以上に恐れることなく、しかし自然の力を侮ることなく、賢い旅行者としての準備を心がけてください。
この情報が、少しでも皆さんの不安を和らげ、安全で楽しいバリ島旅行の一助となれば幸いです。
最新情報が入り次第、この記事も随時更新していきます。どうぞご安心ください。

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛



