「写真で見ると息をのむほど美しいけど、実際に行けるの?」「階段が急って聞いたけど大丈夫?」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
ペニダ島の東側にあるダイヤモンドビーチ、アトゥビーチ、ルマ・ポホン(ツリーハウス)は、まさに“絶景の宝庫”。しかしその分、アクセスや安全面に少し注意が必要です。
この記事では、実際にビーチへ降りるまでの所要時間や注意点、現地の最新状況を交えながら、写真では伝わらないリアルな体験をもとにご紹介します。
「見て終わり」にするか、「一歩踏み出して絶景を体感するか」──あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な楽しみ方を見つけてください。
ダイヤモンドビーチ・アトゥビーチ・ツリーハウスの行き方と注意点
バリ島の沖合に浮かぶ離島「ペニダ島」。
その中でも“東側エリア”は、断崖絶壁の上から見下ろすエメラルドグリーンの海や、まるで天国のような白砂のビーチが広がるエリアです。
今回は、そんなヌサペニダ島の東側にある3大人気スポット、
ダイヤモンドビーチ/アトゥビーチ/ルマ・ポホン(ツリーハウス)を実際の移動時間や注意点も交えながら紹介します。
ヌサペニダ島東部の魅力とは?

ペニダ島の観光エリアは大きく「西側」と「東側」に分かれます。
西側にはクリンキンビーチやブロークンビーチなど、日帰りツアーで訪れる定番スポットが集まりますが、東側はより自然の迫力を感じられる、少し“上級者向け”のエリアです。
アクセスは、スピードボートの発着地であるトヤパケ港から北側の海沿いルートを通るのが一般的。
港からダイヤモンドビーチまでは、バイクまたはチャーター車で約1時間弱。
途中、ヤシの木が連なる南国らしい道を走り抜けるので、ドライブそのものも楽しめます。
Diamond Beach(ダイヤモンドビーチ)
白砂とターコイズブルーが輝くヌサペニダの象徴
東ヌサペニダ観光のハイライトといえば、やはりここ。
真っ白な砂浜と透明度の高い海、そして三角形の岩が浮かぶ絶景で知られる「ダイヤモンドビーチ」です。
駐車場は「Atuh Beach」と共通で、料金は約5,000ルピア(50円)。
入口から右に進むと入場料金30,000ルピア(300円)でダイヤモンドビーチ、左に進むとアトゥビーチ方面へ向かいます。
ビーチへ降りる階段と所要時間

崖を削って作られた階段を約15〜20分かけて下っていきます。
昇りはそれ以上です。
最初は緩やかですが、途中からは岩肌がむき出しの急勾配。
最後の数メートルはロープを使って慎重に下りる“ちょっとした崖登り体験”のような感覚です。
階段は石灰岩で滑りやすいため、ビーチサンダルよりもスニーカーか滑りにくいサンダルが安心。
おいらは、マリンスーズで水陸用だよ。靴底のゴムが厚めの方がいいよ。
また、日差しが強いため朝8〜9時頃の訪問がベストタイムです。
大半の観光客は、崖の上の階段付近で映える写真を撮って満足する人がほとんど。実際にビーチまで降りる人は、全体のほんの数パーセントほどしかいません。
しかも、満潮時にはビーチそのものが波に飲まれてしまい、遊泳は禁止されています。波がとても荒く、流れも強いため、絶対にビーチへ降りないように注意してください。
写真を撮るだけでも十分に感動できるスポットなので、無理は禁物です。
写真スポットとブランコ体験

階段の途中にある“岩の先端をつかむポーズ”が定番のフォトスポット。
ビーチまで降りたら、ヤシの木に吊るされた長いロープのブランコがあり、海に向かって漕ぎ出す瞬間は爽快そのもの!
ブランコ+フォトスポット利用料は15万ルピア(約1,500円前後)。
青と白のコントラストを背景に撮る1枚は、まさに「ヌサペニダに来てよかった」と思える瞬間です。
ここまで実際に降りてくる観光客は、全体の1割にも満たないのではと思います。
高齢者や子供は絶対に無理です。

それだけ、日帰りツアーでは滞在時間の制約があり、下まで行くのは難しいのが現実です。
もしチャレンジしてみたい方は、ペニダ島で少なくとも1泊するプランをおすすめします。時間に余裕をもって行動できるので、景色もゆっくり楽しめますよ。

注意点
- 崖下は潮の流れが早く、遊泳は自己判断で(ライフガードなし)
- 水と帽子は必須(売店は上部エリアのみ)
- 下まで降りずに途中のフォトポイントで引き返す観光客がほとんど
Atuh Beach(アトゥビーチ)

穏やかな入り江と白砂が広がる隠れ楽園
ダイヤモンドビーチと隣りあわせ、同じ入口から左に進むとアトゥビーチへ。
崖の上からは、アーチ状の岩とエメラルドグリーンの海が見下ろせます。
思わず「わあ!」と声を上げてしまうほどの絶景です。
階段でビーチへ下る

崖上からビーチまでは約200段の階段。
下りは15分ほど、上りは20分ほどかかります。
石階段は高さが不揃いでお年寄りや子供連れの家族には不向きです。とても危険です。
道中には小さな休憩所があり、冷たいココナッツウォーターなどを購入可能。
階段は整備されていますが、雨のあとは滑りやすくなるので要注意。
体力に自信がない人は、上からの景観を楽しむだけでも満足度は高いです。
お隣のダイヤモンドビーチも浜辺まで降りて登ったあとに間髪いれづにアトゥビーチへ。さすがに帰りの登りは堪えたね。
ビーチの過ごし方

アトゥビーチは、ダイヤモンドビーチよりも穏やかでのんびりした雰囲気。
パラソルやビーチチェアが並び、軽食を出す小さなワルン(食堂)もあります。
海水浴も可能ですが、波が高い日は足元に注意。
欧米人観光客が本を片手にくつろぐ光景が多く見られ、
「静かに過ごすヌサペニダ時間」を感じられる場所です。

Rumah Pohon(ルマ・ポホン/ツリーハウス)
絶壁の上に建つ“泊まれるフォトスポット”

アトゥビーチから車で約10分。
最後の目的地は「ルマ・ポホン(ツリーハウス)」です。
ここは断崖の上に建てられた木造のツリーハウスで、
インスタグラムなどでもたびたび登場する人気のフォトスポット。
アクセスと階段の道のり
駐車場からツリーハウスまでは階段を下って約10〜15分。
下りは比較的楽ですが、帰りはかなりキツめの上り坂。
ただ、その先に広がる景色はまさに“天国の展望台”です。
朝日が昇る時間帯には、海の向こうから黄金色の光が差し込み、
断崖に立つツリーハウスが幻想的に浮かび上がります。
撮影・宿泊情報
フォトスポットとしての入場料は1万〜2万ルピア程度。
階段に座って写真を撮るのが定番ポーズで、混雑時は撮影待ちになることも。
実はこのツリーハウス、宿泊も可能です(Booking.comなどで予約可)。
部屋は小さく、トイレは共同ですが、「世界で一番美しい朝を迎える宿」として人気があります。
しかし、日中は入れ替わり立ち代わり映え写真を撮るためにカップルが順番待ちの列をなし、ひっきりなしにお構いなく部屋をのぞきにきますので、それでも気にしない方はどうぞ宿泊してみては。
東ヌサペニダを巡るモデルコース
時間帯 | 行程 |
---|---|
07:00 | トヤパケ港出発 |
08:00〜09:30 | ダイヤモンドビーチ観光 |
09:45〜11:00 | アトゥビーチ散策・休憩 |
11:15〜12:00 | ルマ・ポホンで撮影・展望 |
13:00 | 港方面へ戻り、カフェまたは昼食 |
14:30 | 船でバリ本島へ |
東側は坂道や階段が多いため、体力と時間に余裕をもったスケジュールをおすすめします。
おいらは弾丸で絶景を巡るチャレンジをした後、次はマンタポイントを断崖から見下ろして、そして夕日の時間にクリキリングビーチの浜辺まで行くという、無謀とも言えるアドベンチャーに挑戦しました。
この時の体験記も、今度の記事で詳しく紹介するので楽しみにしていてくださいね!
🏝 ペニダ島旅行Q&Aまとめ
バリ島から日帰りでも行ける離島「ヌサ・ペニダ島」。
でも、「レンボンガン島とどっちがいいの?」「ツアーの選び方が分からない」「日帰りでも楽しめる?」など、初めての人には気になるポイントがたくさんありますよね。
ここでは、よくある疑問をQ&A形式でわかりやすく解説します!
❓Q1. ペニダ島とレンボンガン島、どっちがおすすめ?
A. 絶景を楽しみたいならペニダ島、リゾート気分でのんびりしたいならレンボンガン島!
ペニダ島は断崖絶壁の絶景やフォトスポットが多く、探検気分が味わえます。
一方レンボンガン島は穏やかなビーチやおしゃれなカフェが充実していて、女子旅やカップル旅に人気です。
👉アクティブ派=ペニダ島/癒し派=レンボンガン島 が目安です。
❓Q2. ペニダ島ツアーにはどんな種類がある?
主に3種類あります👇
- 🚗 西部ツアー:ケリンキンビーチ、ブロークンビーチなど定番人気
- 🌅 東部ツアー:ダイヤモンドビーチ、アトゥビーチなど絶景中心
- 🐠 シュノーケリング付きツアー:マンタポイントなどを海から巡る
時間に余裕をもって回りたい方は、1泊2日プランがおすすめです。
❓Q3. ペニダ島でシュノーケリングはできる?
A. できます!特に「マンタポイント」は外せません。
マンタレイ(マンタ)と泳げることで有名で、運が良ければ間近で優雅に泳ぐ姿を見られます。
他にも「クリスタルベイ」「ガマットベイ」など透明度抜群のポイント多数!
潮流が速い場所もあるため、必ず現地ガイド付きツアーで参加しましょう。
❓Q4. ペニダ島は日帰りツアーでも行ける?
A. 行けます!
サヌール港からスピードボートで約45分。
朝7〜8時出発、夕方17〜18時帰着のプランが一般的です。
ただし、東部スポットを含む場合は移動が多くハードになるため、1泊滞在がおすすめです。
❓Q5. ペニダ島ツアーのおすすめは?
初めてなら、「西部+シュノーケリング付き」コンビツアーが人気です。
1日でマンタポイント、ケリンキンビーチ、ブロークンビーチなどを効率よく回れます。
📸 絶景重視なら東部ツアー、アクティブ派はコンビネーションツアーが◎。
❓Q6. ペニダ島への行き方は?
A. バリ島・サヌール港からスピードボートで約40〜50分。
往復チケットはオンラインまたは港で購入可能です。
おすすめフェリー会社👇
- Angel Billabong Fast Cruise
- Maruti Express
⛅️ 注意:天候で欠航することがあるため、午前便利用が安心です。
❓Q7. ペニダ島のおすすめホテルは?
滞在エリア別に紹介します👇
- 🚤 トヨパケ周辺(港近く・便利)
→ ツアー集合も楽で、レストランやカフェも多い
例:Adiwana Warnakali Resort, Semabu Hills Hotel - 🌄 東部(絶景重視派)
→ ダイヤモンドビーチやルマポホン近く。自然の中で静かに過ごせます。
例:Rumah Pohon Tree House(写真映えするツリーハウス宿)
❓Q8. ペニダ島観光の所要日数は?
A. 日帰りでもOKですが、ベストは1泊2日!
1日目:西部(ケリンキン・ブロークンビーチなど)
2日目:東部(ダイヤモンドビーチ・ルマポホンなど)
という流れが定番で、無理なく絶景を満喫できます。
🌺
ペニダ島は「日帰りでも絶景を堪能できる」一方で、「1泊すると本当の魅力に触れられる」島です。
ツアーやエリア選びを工夫して、自分にぴったりの旅を計画してみてくださいね。
まとめ|東ヌサペニダは「体力×絶景」のご褒美エリア
ダイヤモンドビーチの階段、アトゥビーチの入り江、ルマ・ポホンの断崖ビュー。
どれも簡単には辿り着けない場所ですが、たどり着いた先にある景色は息をのむほどの美しさです。
階段を上り下りした疲れも、目の前の海を見た瞬間にすべて吹き飛びます。
ペニダ島の中でも、東側はまさに「苦労した人だけが出会える楽園」。
写真だけでなく、五感で感じる絶景の島旅をぜひ体験してみてください。

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛
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