「ウブドに行くなら絶対行った方がいいよ!」とよく聞くサラスワティ寺院。
でも実際に調べてみると、
- 入場料ってかかるの?
- 服装はどこまで気をつければいいの?
- バリ舞踊って予約しないと見れない?
- 蓮の花はいつが見頃?
…なんて疑問が次々に出てきませんか?
私も最初は「綺麗なのはわかるけど、どう楽しめばいいんだろう?」と迷いました。
実際に訪れてみると、蓮池の景色や幻想的な舞踊に圧倒されつつ、ちょっとしたコツを知っているだけで満足度がぐっと上がるスポットだと実感しました。
この記事では、初めての方でも安心して楽しめるように、サラスワティ寺院の魅力や見どころ、アクセス方法、観光の注意点までわかりやすくまとめます。
サラスワティ寺院の見どころ
1. 蓮池の絶景
サラスワティ寺院といえば、やっぱり有名なのが参道の両側に広がる大きな蓮池。
季節によっては一面にピンクの花が咲き、まるで絵画のような光景に出会えます。朝は静けさの中で神秘的に、夕暮れ時は水面に空の色が映り込みロマンチックな雰囲気に。
ウブド中心部にありながら、ふと時間が止まったように感じられる癒しのスポットです。
サラスワティ寺院は、日中の観光なら入場無料。
蓮池や赤レンガ門を眺めたり、写真を撮ったりするのに料金はかかりません。
無料で気軽に訪れるのもよし、幻想的な舞踊を観て深く楽しむのもよし。
旅のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
2. バリ舞踊公演
夜になると、寺院前で幻想的なバリ舞踊の公演が行われます。
内容はヒンドゥー神話を題材にした華やかな踊りとガムランの生演奏。ライトアップされた蓮池と赤レンガの背景に踊り子が浮かび上がる姿は、本当に息をのむ美しさです。
ただし、夜に開催される バリ舞踊公演は有料 となります。
- 🎟️ 料金目安:大人 100,000ルピア前後
- 🎫 チケット購入:寺院入口や隣接のロータスカフェなどで可能
- 💡 ポイント:観光+舞踊の両方を楽しむなら夕方以降の訪問がおすすめ
- 開催時間:毎晩19:30頃〜
座席は自由席なので、ちょっと早めに行って前方に座ると迫力が違いますよ。
3. 赤茶色のレンガ門(チャンディ・ブンタル)
寺院のシンボルともいえるのが、赤茶色のレンガでできた大きな割れ門。
細やかな石彫りには神話のモチーフが刻まれていて、職人技に思わず見入ってしまいます。
昼間の青空にも映えますが、夕方の柔らかな光に照らされた姿もフォトジェニック。記念撮影をするならここが一番おすすめのスポットです。
サラスワティ女神と祭礼について知ろう
📖 サラスワティ女神とは?
サラスワティは、学問・芸術・音楽・知恵を司るヒンドゥーの女神。
インドから伝わった信仰がバリ・ヒンドゥーにも根付いており、ウブドにあるこの寺院は彼女に捧げられています。
特徴としては、
- 白い衣をまとい、純粋さを象徴
- 白鳥(ハンサ)や蓮の花とともに描かれる
- 手には「経典」「ヴィーナ(楽器)」「数珠」などを持つ
特にバリ島では「知識や学問は人間を導く光」という考えから、学生や芸術家にとって大切な女神とされています。
🎉 サラスワティ祭(Hari Saraswati)
バリ・ヒンドゥー暦に基づき、210日に一度・土曜日 に行われる特別な祭礼。
この日は本や筆記具、聖典などが神聖な供物とともに祈りの対象になります。
儀式の流れはこんな感じ👇
- 早朝:家庭や学校で、教科書やノートに供物を添えて祈りを捧げる
- 寺院:祭礼のために飾られ、バリ舞踊や音楽が奉納されることもある
- 翌日:ブンガ・サラスワティと呼ばれる日で、本を開いて学ぶことが推奨される
観光客でも、当日寺院を訪れると、いつもとは違う華やかな雰囲気を感じられます。
💡 リピーターへのおすすめ視点
- 普段は写真映えする観光名所として有名ですが、信仰の本質を知ると寺院の見方が変わる
- 舞踊公演は単なるショーではなく、神話を女神に捧げる奉納芸能であることを意識するとさらに深い理解に
- サラスワティ祭に合わせて渡航すると、バリ島の日常と信仰のリズムを直に体験できる
サラスワティ寺院への行き方
空港からの所要時間
デンパサール空港(ングラ・ライ空港)からサラスワティ寺院までは 車で約1時間半。
ウブド中心部にあるので、到着後すぐに立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。
おすすめアクセス方法
🚕 タクシー / 配車アプリ(Grab・Gojek)
- 料金目安:片道 300,000〜400,000ルピア
- メリット:手軽で安心、目的地をアプリで指定できる
- デメリット:渋滞にハマると割高感あり
🚗 カーチャーター
- 料金目安:1日 600,000〜800,000ルピア
- メリット:1日貸し切りなので、サラスワティ寺院だけでなく 滝・ライステラス・寺院など複数スポットを周遊可能
- デメリット:半日しか使わないと少し割高
🚌 ツアー参加
- ガイドが一緒にまわってくれるので、寺院の歴史や舞踊の背景なども解説付きで楽しめます。
- 移動の手配もまるっと任せられるので、初めてのウブド観光におすすめ。
「ウブド観光をメインに楽しみたい!」ならカーチャーターやツアー参加が便利。
「空港からそのまま向かいたい」「滞在中にちょっと寄りたい」ならタクシーや配車アプリがシンプルでおすすめです。
サラスワティ寺院のベストシーズン
☀️ 乾季(4〜10月)
バリ観光のベストシーズン!
空が青く澄み、太陽の光に照らされた蓮池やレンガ門が写真映えします。雨の心配も少ないので、舞踊鑑賞やウブド散策にもぴったり。
🌧️ 雨季(11〜3月)
「雨季って観光に向いてないのでは?」と思うかもしれませんが、実はサラスワティ寺院にとっては魅力的な季節。
雨で潤った緑が一層濃くなり、蓮の花や池の景色がしっとりと映えるんです。さらに観光客も少なめなので、ゆっくり静かに過ごせる穴場感があります。
🎉 サラスワティ祭(210日に一度・土曜日)
バリ・ヒンドゥー暦に合わせて 210日に一度 行われる特別な祭礼。
学問と芸術の女神・サラスワティに感謝を捧げる日で、寺院全体が華やかな供物や祈りで満たされます。タイミングが合えば、バリならではの厳かな雰囲気を体験できる貴重な機会です。
✅ まとめ
- 観光を楽しむなら乾季
- 写真映え&静けさを狙うなら雨季
- 特別な体験を求めるならサラスワティ祭
旅のスタイルに合わせて訪れる時期を選んでみてくださいね。
サラスワティ寺院 観光の注意点
👗 服装のポイント
サラスワティ寺院は観光スポットであると同時に、地元の人々にとって大切な信仰の場。
訪れるときは 肩や膝が隠れる服装 が基本マナーです。
もし服装が心配でも大丈夫!入口では サロン(腰布)やスカーフの貸し出し があるので安心です。
🌅 早朝訪問がおすすめ
日中は観光客でにぎわいますが、早朝なら混雑を避けて静かに鑑賞可能。
朝のやわらかな光に照らされた蓮池はとても幻想的で、写真映えもバッチリです。
🙏 マナーを忘れずに
- 参拝者の前を横切らない
- 写真撮影は控えめに
- 寺院内で大声のおしゃべりはNG
神聖な場所なので、観光客としては地元の人々の祈りを邪魔しないように心がけましょう。
✅ まとめ
サラスワティ寺院を存分に楽しむには、
- 服装は肩・膝を隠す or サロンを利用
- 朝に訪れると静かでおすすめ
- 写真・会話は節度を守る
ちょっとした配慮で、旅の体験がより豊かになりますよ。
サラスワティ寺院 周辺の観光スポット
サラスワティ寺院はウブド中心部にあるので、徒歩圏内やすぐ近くに立ち寄れるスポットがたくさんあります。観光の合間に気軽に楽しめる場所をいくつかご紹介します。
☕ ロータスカフェ(Café Lotus)
寺院のすぐ隣にある老舗カフェ。
目の前に広がる蓮池を眺めながらコーヒーやインドネシア料理を味わえます。夜には舞踊公演を食事と一緒に楽しむことも可能。
🎨 プリ・ルキサン美術館(Museum Puri Lukisan)
徒歩5分ほど。ウブドを代表する美術館で、伝統絵画から現代アートまで展示されています。サラスワティ女神が司る「芸術」とのつながりを感じられるスポット。
🛍️ ウブド王宮(Puri Saren Agung) & ウブド市場
- ウブド王宮:寺院から徒歩3分、伝統建築とバリ舞踊公演で有名。
- ウブド市場:朝はローカルの生活感あふれる市場、昼以降は観光向けのお土産屋さんが並びます。
🌿 ヨガ・スパ体験
ウブドは「癒しの街」としても人気。寺院から少し歩くだけで、ヨガスタジオやスパが点在しています。観光とリラクゼーションを一緒に楽しみたい人におすすめ。
🚶 散策におすすめの小道
- チャンプアン通り:カフェやギャラリーが並び、街歩きにぴったり。
- カンポン・カフェ通り:おしゃれなショップや雑貨店が集まる人気エリア。





✅ まとめ|サラスワティ寺院で出会う“知と芸術の聖地”
サラスワティ寺院だけでも十分魅力的ですが、周辺にはカフェ・美術館・王宮・市場などウブドらしい観光がぎゅっと詰まっています。
「寺院+α」でプランを組むと、より充実した時間が過ごせますよ。
サラスワティ寺院は、ウブドの中心にありながら静けさと神秘に包まれた特別な場所。
- 🌸 見どころ:蓮池の絶景、幻想的なバリ舞踊、赤レンガの美しい門
- 🚗 アクセス:空港から車で約1時間半、タクシー・カーチャーター・ツアー参加が便利
- ☀️ ベストシーズン:乾季は写真映え、雨季は緑と蓮が鮮やか、210日に一度のサラスワティ祭は特別体験
- 🙏 観光の注意点:肩や膝を隠す服装、早朝訪問が狙い目、参拝者への配慮を忘れずに
- 🎨 文化背景:学問と芸術の女神サラスワティを祀る寺院で、祭礼では知識と芸術に感謝が捧げられる
- 🛍️ 周辺観光:ロータスカフェ、美術館、王宮、市場など徒歩圏内に魅力的なスポット多数
ウブドの中でも「文化・芸術・信仰」がぎゅっと凝縮されたスポットなので、初めての方はもちろん、リピーターにもおすすめ。
特に、祭礼や舞踊公演を通して「観光地」以上の深い体験ができるのがこの寺院の大きな魅力です。
ちょっとした時間でも立ち寄れるので、ウブド観光プランにぜひ加えてみてくださいね。

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛
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