この記事は、バリ島旅行に関する情報を網羅的に紹介しており、旅行前に知っておくべきポイント、滞在エリアガイド、交通手段、宗教的注意事項、観光地での問題、健康対策、支払い事情、空港での物価事情、そして旅行の楽しみ方について詳しく解説しています。
バリ島ベストシーズンと気候
乾期と雨期の特徴
バリ島は、年間を通して平均気温が28℃前後と暖かいですが、季節は乾期(4月~10月)と雨期(11月~3月)の2つに分かれています。
乾期の特徴
- メリット: マリンスポーツ(サーフィン、シュノーケリング、ダイビング)が楽しめ、青空の下で美しい写真が撮れます。
- デメリット: 観光客が多く混雑し、航空券やホテルの料金が高くなることがあります。特に7~8月はハイシーズンです。
雨期の特徴
- メリット: オフシーズンでお得な航空券やホテルが見つかりやすく、マンゴーやドリアンなどのフルーツが楽しめます。スコールは短時間で済むため、屋内アクティビティも充実しています。
- デメリット: 屋外でのアクティビティが制限されることがあり、年末年始は料金が高くなるため注意が必要です。
バリ島ベストシーズン おすすめの旅行時期
- 穴場シーズン:
- 6月や4月~ゴールデンウィークを除く5月は観光客が少なく、航空券やホテルもお得に見つかります。
- ハイシーズン:
- 7月から8月は混雑するため、できれば避けたい時期です。
- 年末年始:
- この時期は飛行機やホテルが高くなるため、旅行費用がかさむことに注意が必要です。
2.バリ島の滞在エリアガイド
バリ島は東京都の約2.5倍の広さを持ち、さまざまなエリアに分かれています。特に日本人に人気のあるエリアには、南部のクタやヌサドゥアなどのビーチエリア、そしてウブドエリアがあります。観光スポットとして有名な寺院や自然景観も、バリ島の各所に点在しています。
人気の滞在エリア
① ビーチを満喫したいなら「クタ・レギアン・スミニャック・チャングー・ウルワツ・ヌサドゥア・サヌール」

バリ島南部に位置するリゾートエリアで、クタとヌサドゥアの2つの地域を指します。クタは活気あるビーチとナイトライフで知られ、ヌサドゥアは高級リゾートや静かなビーチが特徴です。
- サーフィンやマリンスポーツを楽しみたい方におすすめ
- 高級リゾートホテルが多く、ゆったりとした滞在が可能
- ショッピングモールやレストランが充実
② 文化・自然を満喫したいなら「ウブド」
バリ島の人気の町ウブドは、インドネシア、バリ島、その土地が持つ文化、芸術、自然の融合として特別な場所です。観光客にとって、リラクゼーション、冒険、スピリチュアルな体験での人気のデスティネーションです。

- 棚田や寺院巡り、ヨガやスパ体験が人気
- 伝統的なバリ文化を感じられるエリア
- カフェやローカルマーケットも充実
③ 絶景スポット巡りなら「チャンディダサやキンタマーニ」

チャンディダサはバリ島の東部に位置し、美しいビーチや静かな雰囲気が魅力的な場所です。一方、キンタマーニではバトゥール山やバトゥール湖の壮大な景色を楽しむことができます。どちらも自然の美しさを堪能できる絶景スポットですので、ぜひ訪れてみてください!観光客が少なく、静かな環境でのんびり過ごせる
滞在エリアを絞る理由
せっかくバリ島に行ったら、色々なスポットを回りたいと思うのが自然ですが、実はこれらの観光地は1つ1つが結構離れています。そのため、滞在エリアはできる限り絞って、そこを拠点に近いところを日帰りで回るのがおすすめです。
渋滞の影響
バリ島では、場合によって渋滞がひどく、エリアを移動する際にはかなりの時間をロスする可能性があります。特に観光シーズンには、交通渋滞が発生しやすくなるため、移動時間を考慮することが重要です。
効率的な観光方法
日帰りツアーの活用
例えば、ティルタウンプルやテガラランの棚田を訪れる際には、ツアーに参加するか、タクシーを1日チャーターして回るのが効率的です。オンラインサイトの「Klook」「GetYourGuide」や「KKday」などでは、日帰りツアーのパッケージがたくさん販売されています。特に一人旅の場合、個人で手配するよりもグループツアーに参加する方が、はるかに費用を抑えられます。
連泊の利点
自分で一つ一つのスポットを回る工程を立てなくて済むのは嬉しいポイントです。また、ツアーを活用しつつ、できる限り同じホテルに連泊すれば、パッキングする時間も節約できます。これにより、観光に集中できる時間が増え、より充実した旅を楽しむことができます。
3.バリ島の渋滞と交通手段について
2024年、バリ島は過去最多の観光客が訪れる見込みで、予想される観光客数は800万人に達すると報告されています。これは、バリ島の人口440万人の約2倍です。この急増の背景には、いくつかの要因があります。
観光客数の急増の理由
- 国内観光の増加: コロナ中に他のインドネシアの島からバリ島を訪れるインドネシア人観光客が増えました。
- リモートワーカーの増加: コロナの影響で、長期滞在するリモートワーカーが増えています。
- SNSの影響: フォトジェニックな名所がSNSで話題になり、観光地としての人気が高まっています。
これらの要因が重なり、バリ島のインフラは急増する観光客に対応しきれず、その結果として渋滞が発生しています。
渋滞がひどいエリア
特に渋滞が激しいのは以下のエリアです。
- クタエリア: 空港から近く、観光客が多く訪れるため交通量が増えます。
- ウブドエリア: ジャングルの観光地として人気が高く、長期滞在者やリモートワーカーも多く、渋滞が発生しやすいです。
実際、デンパサール空港からウブドまでの距離が、通常1時間半のところが3時間かかったという話もあります。飛行機で長旅をした後にタクシーに缶詰めになるのは、非常に疲れる体験です。
交通状況の変動
バリ島では、ヒンドゥー教の儀式や集まりのために道路が閉鎖されたり、一部通行止めになったりすることもあります。このため、交通状況を予測するのが難しいことがあります。
スケジュールの組み方
旅行のスケジュールを組む際、特にエリアをまたぐ長距離移動の日には、全体的に余裕を持って計画を立てることが重要です。以下のポイントを参考にしてください。
- 早朝の移動: 混雑が少ない時間帯に移動することで、渋滞を避けられます。
- 余裕を持ったスケジュール: 参加予定のツアーに間に合わなかったという事態を避けられます。
バリ島での交通手段
バリ島での移動手段は主に以下の通りです。
1. タクシー
- アプリタクシー: GrabやGojekなどのアプリを使ってタクシーを呼ぶことができます。料金が事前に表示されるため、過剰請求の心配がありません。
- ブルーバードタクシー: インドネシア国内最大手のタクシー会社で、運転が丁寧です。アプリ経由でなくても手を上げて拾うことができます。
2. バイクタクシー
- 便利なアプリ: GrabやGojekを利用することで、簡単にバイクタクシーを呼ぶことができます。事前にアカウントを登録しておくと便利です。
- ヘルメット着用: バイクタクシーを利用する際は、必ずヘルメットを着用しましょう。安全のためにも重要です。
3. バイクレンタル
- 自由な移動: バリ島では日本の国際運転免許証は無効なので違法となります。しかし、バイクをレンタルすることはできます。バイクをレンタルすれば、渋滞を避けながら自由に移動できます。ただし、運転には注意が必要です。保険の適用が受けれませんので、すべて自己責任となります。
4. カーチャーター
- グループでの移動: 大人数での移動や1日中車移動が多くなる場合は、カーチャーターが便利です。運転手が日本語や英語を話せる場合もあり、観光ガイドとしても活用できます。
注意点
- ドライバーを見つけるのが難しい場合: 特に観光地から離れた場所では、ドライバーを見つけるのが難しいことがあります。事前にツアーを予約することをおすすめします。
- アプリが使えないエリア: 一部のエリアではアプリが使えないことがあるため、事前に情報を確認しておきましょう。
バリ島の渋滞は観光客の急増による影響が大きいですが、適切な交通手段を選び、スケジュールに余裕を持つことで、快適な旅行を楽しむことができます。交通事情を理解し、計画的に行動することが、素晴らしいバリ島の旅を実現する鍵です。
4.バリ島の宗教と注意事項
バリ島で大多数の人が信仰しているのはバリヒンドゥ教です。この宗教に関連して気をつけたいことをいくつか紹介します。
1. ニュピの日(外出禁止の日)
ニュピの日とは
ニュピの日はバリヒンドゥ教の元旦にあたります。この日は毎年3月から4月にかけて日付が変わります。この日、観光客であっても外出が禁止され、空港も閉鎖されます。2025/3/29,2026/3/11
ニュピの日の前日
ニュピの日の前日は、日本の大晦日のようにお店が閉まっていることが多いです。そのため、春にバリ島を訪れる際は、その年のニュピの日を確認しておくと安心です。
特別な体験
本来は電気やガスの使用も禁止されていますが、観光客向けのホテルでは真っ暗にはなりません。最近では、リゾートがニュピの日を対象に特別なパッケージを販売していることもあります。外出できなくても楽しめる工夫がされているのです。
星空が美しい
この日は人口の光が減るため、星が非常に綺麗に見えます。満点の星空を楽しむことができるのは、ニュピの日ならではの魅力です。
2. タブーとされる行為
左手を使うこと
バリ島では左手を使うことがタブーとされています。商品を買う際やガイドさんと初めて会う時に左手を使うのは避けましょう。左手は「不浄の手」とされているため、右手を使うのが基本です。左利きの方もいらっしゃいますが、うっかり左手を使った場合は、「ごめんね」と一言添えると丁寧です。
頭を触ること
頭は魂の宿る神聖な場所と考えられているため、特に子供の頭を触ることは避けるべきです。
3. 観光時の服装
寺院訪問時の服装
バリ島には多くの寺院があり、観光する際は肩と膝から下を隠す必要があります。厳しい場所では、長ズボンやワンピースでもNGで、腰に布を巻く「サロン」が必要です。
サロンの入手
サロンは多くの場合、無料またはわずかな金額で貸し出されますが、衛生面が気になる方は、現地でサロンを購入して常に持ち歩くのがおすすめです。現地の市場で予算に合ったものを手に入れれば、寺院に気軽に入ることができます。
バリ島を訪れる際は、宗教に関連するこれらの注意事項を理解しておくことが大切です。特にニュピの日やタブー、服装に気をつけることで、より良い旅行体験ができるでしょう。次回は交通機関に関するトピックをまとめていきます!
5.バリ島の観光地での問題点
バリ島を訪れる際、観光客が直面する可能性のある問題について触れていきます。特に、タクシー料金の請求や両替所でのごまかしについて、注意が必要です。
1. タクシー料金の不正請求
アプリの普及
最近では、GrabやGojekなどのアプリタクシーが普及しており、タクシー料金の不正請求は以前より減少しています。しかし、アプリを利用しない場合や、現地のタクシーを利用する際には注意が必要です。
注意点
- 料金交渉: 乗車前に料金を確認し、合意することが重要です。
- メーターの使用: メーターを使うように要求しましょう。メーターが動いていない場合は、乗車を避けるべきです。
2. 両替所でのごまかし
実際の被害例
ウブドのゲストハウスに宿泊していた韓国人の女の子が、両替所で被害に遭ったという話があります。この問題は依然として身近に感じられるものです。
手口
両替所では、両替したお金を受け取る前に、スタッフが札を見せながらカウントします。しかし、カウントが終わった後に、こっそり何枚かのお札を抜いてしまうという手口があります。
対策
- ダブルチェック: 両替所を出る前に、受け取ったお札を自分の手元でカウントし、確認することが鉄則です。
- 即時の確認: 一度両替所を出てしまうと、交渉が難しくなるため、必ずその場で確認しておきましょう。
バリ島の観光地では、タクシー料金や両替所でのトラブルが依然として存在します。これらの問題を理解し、事前に対策を講じることで、安心して旅行を楽しむことができます。特に両替所でのごまかしについては、実際の体験から学び、注意を怠らないようにしましょう。
5. バリ島 観光地での注意事項
両替所や観光地でのトラブル
両替所でのトラブルは依然として多いです。お札を数えて見せた後でお札を何枚か抜き取るカウター内に落とす早業。お札を受け取る前に必ずカウントし、ダブルチェックすることが鉄則です。
注意点:
- 両替所を出る前に、受け取ったお札を確認することが重要です。
6. 病気と健康
水による腹痛
バリ島では蛇口の水は飲めないため、ミネラルウォーターを購入する必要があります。歯磨きにもミネラルウォーターを使うことをおすすめします。
- バリウェリー:
- バリでお腹を壊すことを指します。飲み物の水や氷の質に注意が必要です。
デング熱と狂犬病の予防
- デング熱:
- 蚊に刺されないように虫除けスプレーを持参し、屋外では特に注意が必要です。
- 狂犬病:
- 野犬や猿には近づかないようにしましょう。犬に噛まれたり猿に引っかかれたりしないよう、十分に注意が必要です。
7.バリ島での支払い事情: クレカと現金
バリ島では、クレジットカードと現金の両方で支払いができるお店が多いですが、ちょっとした注意が必要です。
クレジットカードの使い方
- ATMトラブル: ATMがカードを吸い込むことがあるので、予備のカードを2枚以上持っておくと安心です。まるでATMが「もう一枚、もう一枚」と言っているかのようですからね!
- カードの種類: JTBやAMEXが使えない場所も多いので、VISAやマスターカードを用意しておくのがベストです。特に観光地では、これが救世主になること間違いなしです。
現金の重要性
- ローカルのお店: クレジットカード払いが普及しているとはいえ、ローカルなお店では現金のみのところもあります。お店の機械が「今日はお休み」と言っていることもあるので、現金を少し持っておくと安心です。
- 実体験: 私もカフェで支払いの際に、クレジットカードの機械が不具合を起こし、現金を持っていなかったために待たされる羽目になりました。急いでいるときにこの状況になると、まるで映画のワンシーンのように焦ります!
チップ文化
- チップは必須ではない: バリ島ではチップを渡すことは必須ではありませんが、スパやツアーなどでサービスに満足したら、小額の現金を渡すのもスマートです。感謝の気持ちを込めて、さっと渡すと、相手もニッコリ!
8.バリ島の空港物価事情
お土産探しや出発前の食事を空港で済ませようと思う方も多いですが、バリ島のデンパサール空港の物価は驚くほど高いです。
空港での物価
- お土産: お土産はアイテムによって、市内で買うのと比べて高いものは2倍以上することもあります。まるで「空港プレミアム」がついているかのようです!
- 食事: フードコートのような場所で食べると、普通のご飯が1000円を超えることも。市内のチェーン店でも数百円上乗せされている印象です。せっかく市内でお得に滞在しても、空港での出費がかさむのはちょっと残念ですよね。
おすすめの対策
空港での物価は非常に高いため、食事やお土産は市内で済ませてから空港に向かうことをおすすめします。特にお土産は市内で購入する方が断然お得です。
9. 旅行の楽しみ方
アクティビティの選び方
バリ島では多くのアクティビティがありますが、自分の興味や体力に合わせたものを選ぶことが大切です。例えば、ビーチでのリラックスや、ウブドでの文化体験など、様々な楽しみ方があります。
地元の文化を楽しむ方法
地元の料理を試したり、伝統的な祭りに参加することで、バリ島の文化をより深く理解することができます。地元の人々との交流も大切な体験です。
まとめ
バリ島旅行を楽しむためには、事前に知識を持っておくことが非常に重要です。この記事で紹介した15のポイントを参考に、安心して素晴らしい旅を楽しんでください。他にもバリ島での体験や役立つ情報があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛