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🏝ペニダ島・クリンキンビーチのガラスエレベーター建設が一時停止へ

ペニダ島
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〜観光開発と環境保護のはざまで揺れる絶景スポット〜

インドネシア・バリ島から日帰りで行ける離島、ヌサ・ペニダ島。
その中でも「クリンキンビーチ(Kelingking Beach)」は、恐竜の背のような断崖と青く輝く海が織りなす“世界屈指の絶景”として知られています。

そんなクリンキンビーチで進められていた「ガラスエレベーター建設計画」が、地元当局により一時停止されました。
SNSでは「景観が壊される」「観光客の安全は?」といった声が相次ぎ、話題となっています。
この記事では、建設停止の理由や現地の様子、旅行者への影響までを分かりやすくまとめます。


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🌊 そもそも「クリンキンビーチ」とは?

ペニダ島の西部に位置するクリンキンビーチは、崖の形が“T-Rex(ティラノサウルス)”に見えることから「恐竜ビーチ」とも呼ばれています。
高さ180mを超える断崖の上から見下ろす海はまさに絶景。Instagramでも「#kelingkingbeach」で検索すると数百万件の写真が投稿されています。

ただし、その美しいビーチへ下りるには、急勾配の階段を延々と下るしかありません。
整備と呼ぶには程遠い細い木の手すりだけを頼りに、1時間近くのアップダウン。
「体力勝負だけど、それでも一度は行きたい」と多くの旅行者が挑戦してきました。

Ricky
Ricky

おいらも2025年10月に命がけ(笑)でビーチまで降りたよ。
子どもや体力に自信の無い方は危険だから無理しないでね。

環境保全か観光開発か あなたはどう思いますか?


🏗 話題の「ガラスエレベーター計画」とは?

こうしたアクセスの不便さを解消するため、2023年ごろから進められていたのが「ガラスエレベーター建設計画」です。
構想では、182メートルの断崖を一気に上下できる透明エレベーターを建設し、ビーチまで数分で行けるようにするというもの。

投資額はおよそ1,850万ドル(約28億円)規模とされ、開発主体は中国の「China Kaishi Group
現地法人「PT Indonesia Kaishi Tourism Property Investment Development Group」が運営を担っていました。

発表当初は「これで高齢者や子どももビーチに行ける!」と歓迎する声もありましたが、
一方で「自然をコンクリートで壊すのか」「崖の安全性は大丈夫なのか」という懸念も広がりました。

@wonderful.penida

Apa pendapatmu tentang lif yang di bangun di kelingking beach?tulis di kolom komentar#nusapenida #penidaisland #kelingkingbeach

♬ Forever – ILLENIUM & Tom Grennan & Alna

🚧 なぜ建設が一時停止されたのか?

地元議会や環境団体の調査によると、
建設には空間計画(ゾーニング)違反の疑いがあるとのこと。
つまり、保全エリア内に構造物を建てていた可能性が指摘されました。

さらに、必要な建築許可や環境アセスメント(AMDAL)の一部が未取得のまま工事が進められていたとの報道も。
これを受けてバリ州議会が調査を開始し、建設の一時停止命令を出したのです。

この決定は「開発を止めたい」というよりも、「手続きと環境への影響を一度見直す」ための措置とされています。
中止ではなく“保留”という状態です。


💬 現地の反応とSNSの声

ニュースが広がると、SNSには世界中からさまざまな声が寄せられました。

「あの崖にエレベーター? もう自然じゃなくなる」
「観光客のための整備も大事。でも壊したら二度と戻らない」
「便利になるのは嬉しいけど、安全面が気になる」

特に、ペニダ島の観光ガイドや地元住民の間でも意見が割れています。
観光収入の増加を歓迎する声がある一方で、
「環境破壊による長期的損失」の方を懸念する人も少なくありません。


🏛 政府・当局の対応と今後の見通し

バリ州当局は現在、建設許可や環境基準の再審査を実施中。
専門家による地盤調査や崖崩れリスクの評価も行われています。

現時点では完全な中止ではなく一時停止という扱いです。
もし再開される場合は、より厳しい環境基準を満たす必要があります。

一方で、観光開発に慎重な姿勢を示す地元議員も多く、
「持続可能な形での再検討」が求められている段階です。


🧳 旅行者への影響は?

今のところ、クリンキンビーチへの観光は可能です。
ただし、工事エリア周辺には立入制限が設けられる可能性があり、
ビーチへ行く際は従来どおりの階段ルートを利用するしかありません。

階段は急で滑りやすいため、
スニーカーやトレッキングサンダルをおすすめします。
雨季(11〜3月)は特に注意してください。


🌺 まとめ|守りたいペニダ島の自然と未来

ガラスエレベーター計画の一時停止は、単なる「工事中断」ではなく、
ペニダ島という貴重な自然をどう守り、どう観光に活かすかという大きなテーマを投げかけています。

“便利さ”と“美しさ”は、ときに相反します。
ですが、どちらも大切にできる形がきっとあるはずです。

旅行者として私たちにできるのは、
・環境に配慮した行動を選ぶこと
・現地のルールを尊重すること
・「この美しい景色を未来に残したい」という気持ちを忘れないこと。

その小さな意識が、ペニダ島の未来を変える一歩になるかもしれません。


❓Q&A|よくある質問

Q1:工事は完全に中止になったの?
→ いいえ。現在は「一時停止」で、再開の可能性も残っています。

Q2:中国資本って本当?
→ 報道によると、中国のKaishi Groupが主導していますが、出資比率など詳細は未公表です。

Q3:今もクリンキンビーチに行ける?
→ はい。階段ルートでのアクセスが可能です。天候や滑落に注意してください。


📸 豆知識:訪れるなら午前中がベスト!
日中は崖の陰が深くなり写真が暗くなりがち。
午前9〜11時ごろが最も美しく、海の青さも際立ちます。

Nao
Ricky

最後まで読んでくれてありがとう。

次の記事でお会いしましょう。

またねー。💛

コメント

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