南国バリ島は、青い海と豊かな自然が魅力の楽園。
でもその一方で、「デング熱って大丈夫?」「蚊に刺されたらどうしよう…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
実際に、雨季(11月〜3月)を中心にバリ島ではデング熱の発生が報告されています。
この記事では、旅行前に知っておきたいデング熱の基礎知識と、安心して旅行を楽しむための予防・対策をわかりやすく解説します。
デング熱とは?バリ島でなぜ注意が必要なのか
デング熱の原因と感染経路
デング熱は、「デングウイルス」というウイルスに感染した蚊(主にネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。
人から人へは直接うつりません。つまり、蚊に刺されなければ感染しません。
どんな蚊が媒介する?
この蚊たちは日中、特に朝と夕方に活発になります。
リゾートホテルの庭や屋外レストランなど、緑が多い場所では注意が必要です。
発症までの期間と主な症状
感染後、通常3〜7日程度で発症します。主な症状は以下の通りです。
- 高熱(39度前後)
- 激しい頭痛・関節痛・筋肉痛
- 発疹(発症から数日後に出ることも)
重症化することは稀ですが、体調が急に悪化することもあるため、早めの受診が大切です。
バリ島でのデング熱の発生状況
雨季に感染が増える理由
雨季になると、バリではいたるところに水たまりができます。
蚊はこのわずかな水たまりで繁殖するため、感染リスクが高まるのです。
最近の感染者数や流行地域
特にデンパサールやウブドなどの内陸部では感染報告が多め。
観光地であっても、予防を意識することで十分にリスクを下げられます。
現地在住者や旅行者の体験談
在住者の多くは「蚊よけ対策を徹底していれば問題ない」と話します。
実際、筆者もバリ滞在中に毎日虫よけを使い、長袖で外出していましたが、一度も感染したことはありません。
「怖い病気」ではなく、「予防できる病気」という意識が大切です。
旅行者ができるデング熱の予防策
虫除けスプレーや長袖の活用
一番効果的なのは「刺されない工夫」。
現地スーパーでも強力な虫除け(例:Soffell)が手に入ります。
観光時は長袖・長ズボンを意識し、肌の露出を減らすのがポイントです。
蚊が多い時間帯(朝夕)を避ける
特にサンセットタイムの屋外レストランや朝の散歩は要注意。
カフェでは足元に虫除けをスプレーしておくと安心です。
ホテル選びのポイント
- 窓やドアに網戸がある
- 室内に蚊取り線香・スプレーが備え付け
- 湿気の少ない部屋
この3つをチェックしておくと安心です。
リゾートホテルでは、ベッドに蚊帳を設置しているところもあります。
もし感染したら?症状・対応・治療法
発熱・頭痛・関節痛などの初期症状
体が重く、熱が続く場合は無理をせず病院へ。
風邪やインフルエンザと間違いやすいので、医師に「デング熱かもしれない」と伝えるのが大切です。
自己判断で市販薬を使うのは危険?
アスピリンやイブプロフェンなどの解熱剤は避けましょう。
血小板が減る副作用があり、重症化のリスクを高めることがあります。
医師の指示に従い、水分補給と安静を心がけましょう。
現地の病院・クリニック情報
外国人旅行者でも受診できる病院がいくつかあります。
- BIMC Hospital(クタ/ヌサドゥア)
- Siloam Hospital(デンパサール)
- Ubud Medical Centre(ウブド)
いずれも英語・日本語対応スタッフがいるため安心です。
海外旅行保険に加入していれば、キャッシュレス対応も可能です。
デング熱に関するよくある質問(Q&A)
Q1. ワクチンはありますか?
→ 一部の国では接種できますが、旅行者には一般的ではありません。日本国内では未普及です。
Q2. 治療費は保険でカバーできますか?
→ 多くの海外旅行保険でカバー対象です。
渡航前に「感染症・入院費用」が含まれているか確認しましょう。
Q3. 帰国後に症状が出たらどうすれば?
→ 帰国後1週間以内に発熱があれば、医師に「バリ島に滞在していた」ことを必ず伝えましょう。
早期診断につながります。
まとめ|正しい知識と予防で安心のバリ島旅行を
デング熱は確かに注意が必要ですが、
「対策をすれば防げる」病気です。
- 虫除けを忘れない
- 朝夕の屋外を避ける
- 体調変化に気づいたらすぐ相談
この3つを守るだけで、リスクはぐっと下がります。
せっかくのバリ旅行、過度に怖がらず、知識と準備で安心して楽しみましょう。
美しい海や笑顔に包まれる時間が、きっとあなたを待っています。

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛




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