「KLIA2でゆっくり休めるラウンジってあるの?」
「プライオリティパスが使える場所ってどこ?」
「LCC利用だと、そもそもラウンジって使えるのかな…?」
クアラルンプール国際空港(KLIA2)はエアアジアをはじめとしたLCC専用ターミナルなので、ラウンジの数はKLIA1に比べると少なめ。だからこそ「どこで休むのがベスト?」って気になる方も多いはずです。
そんな方におすすめしたいのが、2023年にオープンした 「スカイ スイート エアポート ラウンジ」。
プライオリティパス対応で24時間利用可能、ご飯もお酒も楽しめて、しかも比較的空いている穴場的存在なんです。
この記事では、実際に利用して分かった雰囲気・飲食内容・サービスの詳細を、旅行者目線で分かりやすく紹介していきます。
スカイ スイート エアポート ラウンジの基本情報
ラウンジの場所はランドサイド(出国前エリア)
スカイ スイート エアポート ラウンジは、KLIA2の ランドサイド(出国審査前エリア) にあります。
そのため、出国前でも到着後でも利用可能 なのが大きな特徴です。
もし出国審査を通って エアサイド に入ってしまうと、KLIA2には本格的なラウンジがほとんどないので注意しましょう。
ラウンジを利用したい方は、出国前にここでゆっくりしておくのがおすすめです。
行き方のポイント
- 場所は Level 3(出発フロア) の一番奥
- ファミリーマート(FamilyMart) を右手に進むと、突き当たりにラウンジ入口があります
- ラウンジの左隣は国内線の出発ゲートなので、目印になります
営業時間・利用条件・入室ルール
このラウンジは 24時間営業。早朝便や深夜便の利用者にとってもありがたい存在です。
利用条件は以下の通り:
- 滞在時間は最大3時間まで
- 禁煙
- 6歳以下の子供は無料
- プライオリティパスを持っていれば無料で入場可能(同伴者は別途料金がかかる場合あり)
出発時はもちろん、KLIA2到着後にも利用できるのが便利なポイント。特に、LCCを利用して体力を消耗した後に、ちょっと一息つきたいときに助かります。
ラウンジ内の雰囲気と座席
落ち着いた雰囲気と空いている環境
KLIA2はLCC専用ターミナルということもあってか、このラウンジは意外と空いていることが多いです。
「人混みでごちゃごちゃしていて落ち着けない」ということが少なく、のんびり過ごせるのが大きな魅力。
全体的にシンプルで清潔感のある内装で、照明もほどよく落ち着いた雰囲気。静かに作業をしたい人や、フライト前に少し仮眠したい人にもぴったりです。
テーブル・座席の特徴
座席はリラックス重視のソファやローテーブルが中心。のんびり過ごすには最適ですが、がっつり食事をしたい人には少し低めに感じるかもしれません。
一方で、電源が使える席もあり、スマホやPCを充電しながら過ごせるのは便利。
利用者が少なめなので「席を探すのに苦労する」ということがないのも、KLIA1の混雑ラウンジと比べると嬉しいポイントです。
- 全体のキャパシティ:おおよそ50〜70席程度
- 座席の種類:
- ソファやローテーブル中心(リラックス向け)
- 一部、電源付きのテーブル席あり
- マッサージチェア3台
- 雰囲気:KLIA1の大規模ラウンジに比べるとこじんまりとしていて、落ち着いた空間
利用者が多い時間帯でも「満席で入れなかった」という声は少なく、逆に「意外と空いていて快適」という口コミが目立ちます。
飲食サービスの内容
軽食・パン・サンドイッチ・デザート
スカイ スイート エアポート ラウンジの食事コーナーは ブッフェ形式 で、種類はそこまで多くはないものの、フライト前にちょっとお腹を満たすには十分なラインナップです。
パン・サンドイッチ類
- クロワッサン、デニッシュ、食パンなどの定番パン
- パックされたハム&チーズサンドイッチや、フルーツ入りサンドイッチ
- 小さめなので、フライト前に軽くつまむのにぴったり
ホットフード
- 時間帯によって内容が変わります
- 朝食:スクランブルエッグ、ソーセージ、ベイクドポテト、チキンハンバーガー
- 昼食・夕食:ビーフハンバーガーやチキン、ライス・ヌードル類が出ることも
- 味付けは濃すぎず、海外のフライト前でも食べやすいのが嬉しいポイント
フルーツ・デザート
- カットフルーツ(オレンジ、パイナップル、スイカなど)
- パウンドケーキやプチデザート(チョコレートケーキ、プリン風のものなど)
- 甘すぎないので、軽くティータイム感覚でも楽しめます
その他の特徴
- 料理は「小さめサイズ」で提供されているので、食べ残しを気にせず好きなものを少しずつ試せます
- 朝食・昼食・夕食の時間帯によって内容が入れ替わるので、滞在時間が長くても飽きません
- 軽食中心ですが、フライト前の腹ごしらえとしては十分に満足できます
ドリンク・コーヒーマシン・ジュース類
スカイ スイート エアポート ラウンジのドリンクコーナーは、軽食と同じく 使いやすさ重視。フライト前にちょっとリフレッシュしたいときにぴったりです。
ソフトドリンク・ジュース類
- ボトル入りジュース(オレンジ、リンゴなどの定番)
- ミネラルウォーター
- 時間帯によってはアイスティーやソフトドリンクも補充されます
- 自分で注ぐタイプなので、好きな量を自由に取れるのが便利
コーヒーマシン
- エスプレッソ、カプチーノ、ラテなど、フレッシュなコーヒーがボタンひとつで抽出可能
- コーヒーの種類は少なめですが、基本的なエスプレッソ系は揃っているので満足感あり
- 注文するとスタッフが出来上がったものを席まで運んでくれることもあり、ラウンジでのちょっとしたサービス感も楽しめます
「空港のカフェでわざわざ高いコーヒーを買わなくてもOK」というのは、地味に助かるポイントです。
お茶・その他
- 紅茶や緑茶のティーバッグも用意
- 温かい飲み物と冷たいジュースを組み合わせて、朝食やブランチ感覚で楽しめます
利便性ポイント
- ドリンクコーナーは軽食コーナーのすぐ隣にあるため、食事とドリンクを一度に取れる
- ボトルタイプのジュースはこぼれにくく、席に持って行ってゆっくり飲める
- フライト前のちょっとしたカフェ代わりとしても十分満足できる
アルコール(ビール提供あり)
スカイ スイート エアポート ラウンジでは、アルコールはビールのみの提供となっています。
用意されているブランドは以下の通り:
- カールスバーグ(Carlsberg)
- ハイネケン(Heineken)
- タイガー(Tiger Beer)
すべて 缶タイプ なので、栓を開けてそのまま席でゆっくり飲むことができます。
ワイングラスやカクテルのような提供はありませんが、フライト前に「ちょっと一杯リラックスしたい」時には十分。
利用ポイント
- 自分のペースで気軽に飲める
- 軽食と一緒に楽しむことも可能
- 冷蔵で提供されているので、冷えたビールをすぐに味わえる
💡 注意:ビール以外のアルコール(ワインやカクテル)はないため、「出発前に色々飲みたい!」という方は事前に準備しておくか、搭乗後の機内サービスを利用するのが良いでしょう。
その他のサービスと設備
無料マッサージチェアの使い方
ラウンジの奥にはマッサージチェアが3台あり、これが無料で使えるのが隠れたメリット。
15分のタイマーがついていて、自動的に止まる仕組みですが、他に利用者がいなければ続けて使っても特に問題なさそうです。
長時間フライト前に軽くほぐしておけるのは嬉しいサービスです。
清潔で高級感のあるトイレ
ラウンジ内のトイレは、大理石調のデザインでかなり綺麗。清潔感があって高級感もあり、KLIA2の一般トイレとは雰囲気がまったく違います。
「トイレが快適」って意外と重要なポイントですよね。
子供料金・利用時間制限について
6歳以下の子供は無料で入場できるので、家族連れにもありがたいルール。
ただし、滞在時間は最大3時間までに制限されているので、乗り継ぎや待ち時間の調整に使うのがおすすめです。
KLIA2の主要ラウンジ比較(LCC利用者向け)
KLIA2はエアアジアなどのLCCが発着するターミナルで、カジュアルでにぎやかな雰囲気。
出発前の待ち時間を快適に過ごすために、主要ラウンジ4つを比較してみました。
ラウンジ名 | 営業時間 | 所在地 | 滞在条件 | 子供の利用 | 無料サービス | 有料サービス・注意点 | 主な設備 | 評価(5段階) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Plaza Premium Lounge | 24時間 | ランドサイド(Hometown Hainan Coffee隣→2M階) | 最大2時間 | 2歳未満無料 | ソフトドリンク、Wi-Fi、ゴルフカート、荷物スペース | シャワー・電話・アルコールは有料 | シャワー、TV、禁煙、冷暖房、電話、フライト情報 | ⭐️⭐️⭐️⭐️(快適・料理◎) |
Sky Suite Airport Lounge | 24時間 | ランドサイド(出発ロビー3F・通路S) | 最大3時間 | 6歳未満無料 | ビール1杯、礼拝室、新聞 | 電話・FAXは有料、スマートカジュアル推奨 | TV、禁煙、冷暖房、新聞、電話、フライト情報、FAX | ⭐️⭐️⭐️(静か・設備はやや古め) |
Capsule Transit MAX | 24時間 | ランドサイド(Verrona Bakery付近→2M階) | 最大3時間 | 5歳未満無料 | ドリンク、カクテル1杯、アラカルト1品、ジム、スチームバス、荷物スペース | アルコール追加注文、有料会議室(要予約) | シャワー、禁煙、冷暖房、会議室、フライト情報 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(清潔・高機能) |
Travel Club Lounge | 24時間 | エアサイド(国際線出発、ゲートL8隣) | 最大3時間 | 6歳未満無料 | ビール1杯 | その他の飲料は有料の可能性あり | TV、禁煙、冷暖房、新聞、会議、フライト情報、PC | ⭐️⭐️⭐️⭐️(搭乗直前の休憩に便利) |


ポイントまとめ
- ランドサイドで利用できるラウンジ:Plaza Premium、Sky Suite、Capsule Transit MAX
- エアサイドで利用できるラウンジ:Travel Club Lounge(搭乗直前に便利)
- シャワー完備:Plaza Premium、Capsule Transit MAX
- アルコールが無料で飲める:Sky Suite(ビール1杯)、Travel Club(ビール1杯)、Capsule Transit MAX(カクテル1杯)
- 空いていて静かに過ごせる:Sky Suite、Capsule Transit MAX
シャワーがない点を除けば、KLIA2では間違いなく一番おすすめのラウンジです。
「空いていて快適」「食事も十分」「ビールも飲める」…この3拍子が揃っているので、KLIA2利用者はぜひチェックしてみてください。
👇こちらはKLIA1のSky Suite 2より豪華ですかね?
まとめ|KLIA2で一番おすすめのラウンジ
シャワーがない点の注意
唯一の弱点は、シャワー設備がないこと。長距離フライト前にシャワーを浴びたい人には少し物足りないかもしれません。
それ以外の快適度は十分なので、食事や休憩目的なら問題なし。
KLIA1ラウンジとの比較ポイント
KLIA1のラウンジは利用者が多く、時間帯によってはかなり混雑します。
その点、このスカイ スイート エアポート ラウンジは比較的空いていて静か。人混みが苦手な人にとっては、KLIA1より快適に感じられるでしょう。
おすすめできる利用シーン
- 深夜便や早朝便で体力を温存したいとき
- LCCで移動してちょっと休憩したいとき
- プライオリティパスを活用して飲食代を節約したいとき

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛
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