バリ島一人旅シリーズ第6弾
バリ島一人旅シリーズ第6弾!今回の舞台は、断崖絶壁にそびえ立つウルワツ寺院と、その神秘的なケチャックダンス。
ここは夕日の名所としても知られ、旅人たちを魅了し続ける場所だ。
しかし、ただの観光記では終わらないのがこの旅。
クタからの道中でガイドのクレイジーなドライビング、謎のタトゥー女子、そしてウルワツ寺院に巣食うサル軍団との格闘……果たして無事にホテルへ帰還できるのか!?
- ウルワツ寺院への行き方と道中のトラブル
- 予想外の出会い!バイクで疾走する謎のタトゥー女子
- ウルワツ寺院の絶景と野生のサルの恐怖
- 息をのむサンセットと、ケチャックダンスの魅力
- 旅の締めくくりと無事にホテルへ帰れるのか!?
クタから一路ウルワツ寺院へGO!
クタの喧騒を後にし、ガイドの車で夕暮れ時のウルワツ寺院を目指す。夕方の交通ラッシュうを避けるように走るものの、バリの道はなかなかのカオスっぷり。
信号なんてあってないようなもの。バイク、車、人、犬、そしてたまにニワトリが入り乱れる道路を、命がけで進んでいく。(笑)
クレイジーなドライビング
交通ルール?そんなものは「みんなが守ればいい文化」のようだ。地元のバイク乗りたちは、車と車の間をギリギリですり抜ける。
おばあちゃんがノーヘルで猛スピードで走る姿を見て、「これがバリ流か…」と謎の感動を覚えた。
3人、4人乗りバイクも見かけるが慣れてきた頃には、自分もそのカオスの一部になりつつあった。
ウルワツをバイクで疾走する謎のタトゥー女子
途中、派手なタトゥーを背中一ぱいに入れた小柄な女性ライダーが横に並んだ。
スラリとしたスタイルに、ガンガン飛ばすバイク捌き。
「どこ行くの?」と聞かれ、「ウルワツ!」と答えると、「いいね!レースする?」と笑う。
冗談かと思ったら、次の瞬間、彼女は猛スピードで加速。
負けじとその後を追送するガイドの車、アクセルを回したものの、あっという間に消えていった…。
ウルワツ寺院と野生のサル
ようやく到着したウルワツ寺院。
崖の上からの絶景に圧倒される…が、それ以上に驚いたのは、サルの多さ!
観光客のサングラスや帽子を容赦なく奪っていく。
「え、ちょっと待って」と思う間もなく、目の前でカップルのスマホがサルに強奪されるのを目撃。
恐るべし、ウルワツの野生軍団。
でも、サルに取られたものを取り返すバリニーズハンターもいる。
餌を武器につり、サルが手を離した瞬間に取られたものを奪還する。
まるでキツネとタヌキの化かしあい。
断崖絶壁から見下ろす眼下の海原は、感動ものです。
寺院に感動するというよりおいらは眼下に広がる、力強く打ち寄せる波のパワーに圧倒される。
さすがウルワツ!
感動の夕日
サルに怯えながらも、いよいよサンセットの時間。
海に沈む真っ赤な太陽、空を染めるオレンジとピンクのグラデーション。
ケチャックダンス会場は収容人員何百名?コロシアム風の観客席から見る夕日はまさにオレンジ色に空を染める。
感動!これを見たくてここに来たのではないけれど、息をのむ美しさに、旅の疲れも吹き飛ぶ。
ウルワツ寺院の歴史と概要
概要
ウルワツ寺院(Uluwatu Temple)は、インドネシアのバリ島に位置する重要なヒンドゥー教の寺院です。崖の上に建てられ、インド洋を見下ろす壮大な景観が特徴で、多くの観光客や信者が訪れます。
歴史
- 建設時期:
ウルワツ寺院は11世紀に建設されたとされ、バリ島のヒンドゥー教徒にとって重要な宗教的な場所です。 - 宗教的意義:
寺院は、バリ島の「海の寺院」として知られ、悪霊からの守護を祈願するための場所とされています。 - 伝説:
地元の伝説によれば、ウルワツ寺院は、修行僧であり、神聖な人物であるサダグラハ(Sadhugraha)が建立したとされています。彼は、寺院の場所を選ぶ際に、神からの啓示を受けたと言われています。
建築と特徴
- 位置:
寺院は、約70メートルの高さの崖の上に位置し、その美しい景観は訪れる人々を魅了します。 - 建築スタイル:
バリの伝統的な建築スタイルが取り入れられており、石造りの構造物や彫刻が特徴です。 - ケチャダンス:
ウルワツ寺院では、夕暮れ時に行われるケチャダンス(Kecak Dance)が有名で、多くの観光客がこのパフォーマンスを楽しみに訪れます。
文化的意義
ウルワツ寺院は、バリ島の文化や宗教において重要な役割を果たしています。
寺院は、地元住民にとっての信仰の中心であり、また観光名所としても知られています。
毎年、多くの祭りや儀式が行われ、地域の文化を伝える場ともなっています。
ウルワツ寺院は、その壮大な景観と深い歴史を持つ重要な文化財です。
訪れる人々は、ただ美しい風景を楽しむだけでなく、バリの豊かな文化と信仰に触れることができます。
ケチャックダンスの開幕
そして、日が沈む頃から始まるケチャックダンス。
裸の上半身に腰巻だけの男性たちが、「チャッ!チャッ!チャッ!」とリズムを刻む。
照明なし、BGMなし、ただ人の声と動きだけで物語を紡ぐ。
幻想的な雰囲気に包まれ、気づけば夢中になっていた。
「チャッ!チャッ!チャッ!」の掛け声を聞いているとおいらまでトランス状態に巻き込まれる不思議な体験だった。
ケチャックダンスの物語要約
第1章
王子ラマと妻シータはジャングルを彷徨う中、敵ラーワナの召使いである金色の鹿が現れる。ラーワナはシータを誘拐するため、金色の鹿を使って王子と引き離す作戦を企てる。ラマは罠だと気づき、弟ラクシュマナと共に弓で応戦するが、鹿を追うことになり、シータは一人きりに。その隙にラーワナが現れ、シータを宮殿へ連れ去る。
第2章
宮殿でシータはラーワナの姪トリジャタと過ごす。そこへ王子ラマが送り込んだ白猿の将軍ハノマンが登場し、観客席を盛り上げる。最初は警戒するシータだが、ラマの指輪を見せられたことで信頼し、自身の髪飾りを預け、王子に救出を依頼する。
第3章
ラマとラクシュマナはラーワナに見つかり、不思議な弓矢で動けなくなる。しかし、大鳥の神ガルーダの助けにより窮地を脱する。ちなみに、ガルーダ・インドネシア航空の名称はこの神様に由来する。
第4章
怒ったラーワナはハノマンと戦う。合唱隊が猿の鳴き声や「チャチャチャ」のリズムで戦いを表現。ハノマンは捕まり火の中に投げ込まれるが、祭司の儀式を受けているため無傷で脱出。最終的にラマがラーワナを弓矢で倒し、物語は善が悪に勝つという結末を迎える。
バリ島でケチャックダンスを鑑賞できる場所
- ウルワツ寺院
- 毎日18:00〜開演
- インド洋を望む絶景とサンセットと共に楽しめる人気スポット
- 混雑するため16:30頃には到着しチケット購入がオススメ
- 料金:150,000Rp(約1,500円弱)+ 入場料 50,000Rp(約500円弱)
- ダラム ウブド寺院
- 毎週日曜・火曜19:00〜開演
- 小規模でより身近に鑑賞可能、最後にダンサーとの記念撮影も可能
- 料金:100,000Rp(約1000円弱)
- ウブド中心から徒歩15分、送迎サービスあり
その他の開催地
GWKパーク、タナロット寺院、バトゥブラン寺院、サハデワ寺院などでも鑑賞可能。
夜も深まりエンディング
興奮冷めやらぬまま、幕となり人々は帰路を急ぐが、出口渋滞い巻き込まれたくない場合は速やかにウルワツ寺院をあとにすることをお勧めする。
無事ホテルに帰還?
出口渋滞を避けるために駐車場までダッシュして、いち早くウルワツ寺院を後にした。
帰りもガイドはバイクの接近戦にもめげず、ぴったりとテールtoノーズのドライビングで隙あらば加速してアッと言う間に前に出る。恐ろしや。
なんとかホテルに到着。
しばらくケチャの魔法が解けず、サルに奪われそうになったサングラス、帽子はギリギリ死守。
クタの夜風に吹かれながら、今日の冒険を思い返す。
バリの夜はまだまだ賑やかだったが、自分の体力はもう限界。
「やっぱり一人旅は最高だ」と思いながら、眠りについた。
まとめ
ウルワツ寺院への旅は、単なる観光以上の刺激的な冒険だった。
道中のクレイジーなドライビング、バイクで疾走する謎のタトゥー女子、そしてサルとの攻防戦。
何より、目の前に広がる絶景と、ケチャックダンスの神秘的なパフォーマンスは、一生の思い出になった。バリ島に行くなら、ぜひウルワツで夕日とケチャックダンスを体験してほしい。
ただし、サル対策だけは万全に!
バリ島一人旅シリーズ まだ読んでない人は読んでね。
第1弾 クタ・レギアン編
第2弾 レンモンガン島・チュニガン島編
第3弾 スミニャック編
第4弾 ウルワツ編
第5弾 ウブド編
第6弾 ウルワツ寺院、ケチャックダンス (今回)
最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でまたお会いしましょう。
またねー。💛
忙しい日常から一歩離れ、自分自身を見つめ直す時間を持ちたいと思ったことはありませんか?
そんな時こそ、自由気ままな旅があなたを待っています。
解放された心で、何にも縛られない時間を過ごすひととき。
目の前に広がる美しい風景だけでなく、旅の途中で出会う人々との思いがけない触れ合いが、心に愛と感動を刻んでくれることでしょう。
人生は一期一会の連続。
旅先での出会いもまた、かけがえのない宝物です。
新しい景色、新しい自分、新しい思い出を作りに、さあ、旅に出かけましょう!