バリ島一人旅シリーズ 第5弾 ウブド編
バリ島と言えば、美しいビーチと豪華なリゾートを思い浮かべる人が多いですが、ウブド(英語の発音はウブ だよ)はまったく違う魅力を持つ場所です。
緑豊かな大自然、神秘的な寺院、そして穏やかな空気に包まれたこのエリアは、一人旅に最適。
自然に癒されながら、歴史や文化を感じることができるのもウブドの魅力です。
今回は、クタからバイクでウブドへ向かい、絶景スポットを巡る旅を紹介します。
バイクならではの自由さを活かし、自分のペースで名所を楽しむ贅沢な旅路をお届けします。
・Tegenungan Waterfall
・Goa Gajah
・Tegalalang Rice Terrace
・Bali Pulina
・Pura Tirta Empul
・無事バイクの一人旅を終えて
クタから一路ウブドへGO
最近クタ・レギアンなどの街中は車、バイクの渋滞が予想されるから移動する際の鉄則は、午前中の早い時間に出発するのがポイントです。
クタの賑やかな街を出発し、バイクでウブドへ。
約1時間半の道のりですが、途中の景色も美しく、期待感が高まります。
朝早く出発すると、気温も涼しく快適で、道中の風景を楽しむ余裕が生まれます。
道中では、小さな村々を通り抜けることができ、地元の人々の日常風景や、石造づくりや木彫りの職人の工房が道すがら見れるのもウブドへ続く道をバイクではしる楽しさです。
途中で見つけた小さなワルン(地元の食堂)でココナッツジュースを買って飲むのも、思い出深い体験の一つです。
そんな道中を経て、最初の目的地へ到着します。
Tegenungan Waterfall
ウブドへ向かう途中にあるTegenungan Waterfallは、迫力満点の滝が見どころ。エメラルドグリーンの水が流れ落ち、周囲には緑豊かな木々が広がります。
滝の音が響き渡る中、自然の壮大さに圧倒されるでしょう。
滝壺での水遊びも可能で、暑いバリ島での旅には最高のリフレッシュポイントです。
また、写真スポットとしても人気で、滝をバックに撮影すればSNS映え間違いなしです。
滝まで降りる階段は少し急ですが、途中に休憩ポイントもあるので、ゆっくりと景色を楽しみながら降りてみてください。
ウブド周辺にはいろいろな滝が存在しているので、Google Mapなどで自分が行きたい滝を探すのも楽しいものです。
ウブド周辺のおすすめ滝スポット
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テガララン滝(Tegenungan Waterfall)
- 特徴: アクセスが良く、観光客に人気。滝の近くで泳ぐことができる。
- アクセス: ウブド中心部から車で約30分。
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クンティ滝(Kanto Lampo Waterfall)
- 特徴: 美しい階段状の滝。写真撮影に最適なスポット。
- アクセス: ウブドから車で約30分。
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ゴンペン滝(Gigit Waterfall)
- 特徴: 自然に囲まれた静かな場所。ハイキングを楽しむことができる。
- アクセス: ウブドから車で約40分。
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セクンプル滝(Sekumpul Waterfall)
- 特徴: 複数の滝が連なる壮大な景観。少しハイキングが必要だが、その価値あり。
- アクセス: ウブドから車で約1時間。
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ブロモ滝(Banyumala Waterfall)
- 特徴: 美しい自然の中にある滝。人が少なく、静かに過ごせる。
- アクセス: ウブドから車で約1時間。
注意点
- 滝の周辺は滑りやすい場所が多いので、十分に注意してください。
- 水量が多い時期(雨季/11月~3月)には、訪れる前に状況を確認することをおすすめします。
これらの滝スポットを訪れて、バリ島の自然を満喫してください!
Goa Gajah(象の洞窟)
次に訪れたのは、バリの歴史を感じられるGoa Gajah。
石に彫られた巨大な顔の入口が特徴的で、内部には小さな洞窟や祠があります。
中に入るとひんやりと涼しさを感じて、なんとなくスピリチュアルな感覚に包まれます。
是非、その不思議な体験を味わってみてください。
この神秘的な場所は11世紀に造られたとされ、瞑想や宗教儀式に使われていたと言われています。
入口の石像は非常に細かく彫られており、その迫力に圧倒されることでしょう。
内部に入ると、ひんやりとした空気が広がり、静寂の中で心が落ち着くのを感じられます。
洞窟内にはヒンドゥー教のシンボルが祀られており、バリの宗教文化に触れる貴重な体験ができます。
また、敷地内には美しい庭園や蓮の池もあり、散策するだけでも癒されます。
歴史的な背景を知りながら訪れると、さらに深い感動を得られるでしょう。
周辺にはお土産と駐車場も完備されています。
入場料は下記のとおり。(2023年時点)
- 外国人 : 約15,000ルピア/15K=約150円弱
- インドネシア国民: 約 5,000ルピア
Tegalalang Rice Terrace
ウブドで最も有名な風景の一つ、Tegalalang Rice Terrace。
棚田が美しく並び、緑のグラデーションが広がる景色は圧巻です。
この景色を眺めるだけで、日常の喧騒を忘れられる特別な場所です。
ここではスイング(ブランコ)体験もでき、絶景を背景にダイナミックな写真を撮ることができます。
ブランコは少しスリルがありますが、風を感じながら広がる景色を一望する瞬間は、一生の思い出になります。
さらに、周辺には多くのカフェやレストランが点在しており、地元の料理を楽しむことができます。
特に、棚田を眺めながら味わうバリ風ナシゴレンや新鮮なフルーツジュースは絶品です。
時間があれば、棚田の中を散歩するツアーにも参加してみてください。
バリ プリナ
Tegalalang Rice Terraceの景色を満喫したら次はバイクで10分もかからないコーヒー農園にGO!
バリのコーヒー文化を体験できるBali Pulinaへ。
ここでは有名なルアックコーヒー(ジャコウネコのコーヒー)を試飲することができます。コーヒー豆の製造工程を学びながら、眼下に広がるジャングルを眺めるのは贅沢なひととき。
知る人ぞ知るコーヒーオタクの人は、その味を日本で味わうために1杯5000円以上の金額を払って飲む人たち(マニア)がいます。
それが50,000ルピア(50K=約500円/2019年)で数種類の試飲コーヒーと共に飲むことができます。現在は、値上げしているかもです。
スタッフの説明(英語です)を聞きながら、実際にコーヒーを焙煎する工程を見学できます。
英語分からなくても全然大丈夫です。
試飲メニューは種類豊富で、バリならではのハーブティーやカカオドリンクも楽しむことができます。さらに、ここで撮れる写真もまた魅力的。
テラスに設けられたインフィニティビューの席で、ゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。緑豊かなライステラスを眺めながらコーヒーを飲むなんて、とても特別な体験となります。
コーヒー好きだけでなく、自然と調和した空間を楽しみたい人にもおすすめです。
ルアックコーヒー(ジャコウネコのコーヒー)の歴史と背景
ルアックコーヒーは、その独特な製造方法と風味から特別な地位を占めるコーヒーですが、歴史的にも興味深い背景があります。
起源
- インドネシアのコーヒー文化:
- コーヒーは17世紀にオランダの植民地であったインドネシアに持ち込まれました。
特にジャワ島が最初の栽培地となり、その後、バリ島やスラウェシ島などに広がりました。
- コーヒーは17世紀にオランダの植民地であったインドネシアに持ち込まれました。
- ジャコウネコの発見:
- 地元の農民たちは、コーヒーを飲むことをオランダ人から許されていませんでしたが、ジャコウネコがコーヒーの実を好んで食べることを発見しました。
彼らは、ジャコウネコの消化過程で豆が便と共に排出され発酵し、特別な風味が生まれることに気づき、それを秘密裏に飲んでいました。
- 地元の農民たちは、コーヒーを飲むことをオランダ人から許されていませんでしたが、ジャコウネコがコーヒーの実を好んで食べることを発見しました。
発展
- 19世紀の商業化:
- 19世紀になると、ルアックコーヒーは商業的に生産されるようになり、特に富裕層や貴族の間で人気を博しました。
- 世界への紹介:
- 20世紀に入ると、ルアックコーヒーは国際的に知られるようになり、特にコーヒー愛好家の間で評価が高まりました。
現代の状況
- 希少性と高価格:
- ルアックコーヒーの生産は手間がかかるため、非常に高価です。
特に品質の高い豆は市場で高値で取引されます。
- ルアックコーヒーの生産は手間がかかるため、非常に高価です。
- 倫理的な問題:
- 一部の生産者がジャコウネコを檻に閉じ込めて飼育することが問題視されています。
このため、持続可能な方法で生産されたルアックコーヒーを選ぶことが重要です。
- 一部の生産者がジャコウネコを檻に閉じ込めて飼育することが問題視されています。
- 観光業との関連:
- バリ島などでは、観光客向けにルアックコーヒーの試飲や生産過程の見学が行われており、観光資源としても注目されています。
ルアックコーヒーは、インドネシアの豊かなコーヒー文化の一部であり、その独特な製造プロセスと歴史的背景から、特別な存在となっています。現在はその希少性と風味の高さから、世界中のコーヒー愛好家に愛されていますが、倫理的な消費を考慮することが求められています。
ティルタ ウンプル寺院
最後に訪れたのは、バリの伝統的な沐浴寺院、Pura Tirta Empul。聖なる泉が湧き出るこの場所では、地元の人々が身を清める姿を見ることができます。
観光客も体験可能で、神聖な水を浴びることで心身ともにリフレッシュできます。ガイドを依頼すれば、各泉の意味や儀式の手順について詳しく教えてもらえます。
地元の文化や信仰を尊重しながら、この特別な体験を楽しんでください。
寺院の周囲には広大な庭園や歴史的な建造物が点在し、写真撮影にも最適です。
訪れる際は、適切な服装(サロンと呼ばれる腰巻)を着用する必要がりますが、無料貸し出ししてくれます。肌の露出の多いタンクトップなどはNGです。
ウブド周辺のおすすめ観光スポット
ウブドには、今回紹介したスポット以外にも見どころがたくさんあります。以下におすすめの観光地をいくつかピックアップしました。
モンキーフォレスト
ウブドの中心地からアクセスしやすい自然保護区で、多くのサルが生息しています。サルたちとの触れ合いを楽しむだけでなく、自然豊かな遊歩道を歩きながらリラックスした時間を過ごせます。
チャンプアン リッジ ウォーク
美しい丘陵地帯を歩くトレッキングコースです。朝や夕方の涼しい時間帯に訪れるのがおすすめ。静かな環境で自然を満喫できます。
ウブド市場
地元の工芸品や雑貨が並ぶマーケットです。お土産探しには最適で、値段交渉を楽しむのも魅力の一つです。
人気のホテル紹介
ウブドでの滞在をより充実させるために、以下のおすすめホテルをご紹介します。
ビスマ エイト(Bisma Eight)
モダンなデザインと伝統的なバリの要素が融合した高級ホテル。プライベートプール付きのヴィラが人気です。
カヤンガン ジャングル リゾート
自然の中で贅沢なひとときを過ごせるリゾート。ジャングルに囲まれたインフィニティプールは特におすすめです。
アラヤ リゾート ウブド
ウブド中心地に位置し、棚田の風景を楽しめるリゾートホテル。スパ施設も充実しており、リラックスした時間を過ごせます。
無事バイクの一人旅を終えて
ウブドをバイクで巡る旅は、自由度が高く、自分のペースで好きな場所に立ち寄れるのが魅力です。
道中の風景やローカルな雰囲気を存分に楽しみながら、心も体も満たされる旅となりました。
一人旅だからこそ感じられるウブドの魅力は、ただ観光名所を巡るだけではなく、自分と向き合う時間を持つことにもあります。
バイクのエンジン音や風を感じながら、自分だけの冒険をぜひ楽しんでみてください。
女性に人気のウブドの魅力が伝わりましたか?
男性でもその神秘的な体験を楽しむことができますよ。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でまた、お会いしましょう。
またねー。💛
バリ島一人旅シリーズまだ読んでない人は読んでね。
第5弾 ウブド編(今回)
忙しい日常から一歩離れ、自分自身を見つめ直す時間を持ちたいと思ったことはありませんか?
そんな時こそ、自由気ままな旅があなたを待っています。
解放された心で、何にも縛られない時間を過ごすひととき。
目の前に広がる美しい風景だけでなく、旅の途中で出会う人々との思いがけない触れ合いが、心に愛と感動を刻んでくれることでしょう。
人生は一期一会の連続。
旅先での出会いもまた、かけがえのない宝物です。
新しい景色、新しい自分、新しい思い出を作りに、さあ、旅に出かけましょう!