「バリ島ってリゾート地だけど、海の環境って大丈夫なの?」
「現地の人たちは海を大切にしてるのかな?」
そんなふとした疑問を感じたこと、ありませんか?
実は、バリ島の美しいビーチでも、ごみ問題は深刻なんです。観光客が増える一方で、海に流れ着くプラスチックごみや、放置されたゴミが景観や生態系に悪影響を与えています。
でも――そんな現状を少しでも変えようと、国境を超えて協力する動きが広がっているんです。
今回は、日本の「海の日」にあわせて開催された『ブルーサンタごみ拾い』@ギャニャール県・グミチェッビーチの様子をお届けします!
地元の人、日本の学生、観光客までが青いサンタ姿で集まり、笑顔でビーチをキレイにする1日。読んだあと、あなたも「ちょっとゴミ拾いしてみようかな」って思えるような、そんな温かいストーリーをぜひ感じてくださいね。
🟦ブルーサンタごみ拾いとは?
@4ocean This is Kedonganan Beach in Bali, Indonesia and our crews recently recovered over 5,611 pounds of trash from this stretch of coastline. #4ocean ♬ original sound – 4ocean, PBC
「ブルーサンタ」って聞くと、最初はちょっと不思議な感じがするかもしれませんよね。
でも実はこれ、日本で毎年“海の日”に合わせて行われている、環境保全のためのビーチクリーンイベントなんです。
日本では7月の第3月曜日が「海の日」。
この日をきっかけに「もっと海に感謝しよう」「きれいな海を未来に残そう」という思いから、NPO法人「海さくら」が中心となって、青いサンタ姿でごみ拾いをするユニークな活動を始めました。
なぜ青いサンタ?それは、海(=ブルー)を守る“サンタさん”のような存在になろうという想いが込められているからなんです。
しかも、仮装のような感覚で楽しみながら参加できるので、子どもから大人まで気軽に参加できるのが魅力。
そしてこの取り組み、今では日本国内だけでなく、海外でも開催されるようになりました。
その一つが、ここバリ島ギャニャール県のグミチェッビーチなんです。
🟩日本発の環境イベントがバリ島へ
バリ島でのブルーサンタごみ拾いは、2024年頃から本格的にスタート。
現地のごみボランティア団体や、日本と関わりのある学校・団体と協力しながら、年々参加者が増えている注目のイベントです。
今回ごみ拾いが行われたギャニャール県・グミチェッビーチでは、地元団体「クリーンアップバリ」や「ブミキタ」のほか、日本の介護職を目指す若者が学ぶ「LPKフジアカデミー」の学生も参加。
なんと30人以上が、青いサンタの姿で元気にビーチを歩き、ゴミを拾いました。
当日は偶然通りかかったフランス人観光客やオーストラリア人の家族も飛び入り参加して、総勢60人を超える国際色豊かなごみ拾いになったんです。
こうして、海を守る気持ちが国や文化の垣根を超えてつながっていく…そんな温かい光景が、バリ島の海辺で広がっていました。
🟩「海と日本プロジェクト」とは?
このブルーサンタごみ拾いを支えているのが、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」。
これは、次世代に美しい海を残すことを目的に、日本全国でさまざまな団体や企業、地域の人々が力を合わせて行っている国民参加型の海洋環境プロジェクトです。
例えば、ビーチクリーン活動だけでなく、海の生き物の保護、海洋ゴミの調査、子ども向けの海の教室など、活動は多岐にわたります。
その中の一つとして位置づけられているのが、「海さくら」が行うブルーサンタごみ拾い。
日本国内では、江の島をはじめ全国340団体以上が参加し、6月中旬から7月末にかけて、各地の海や川で一斉に清掃活動が行われます。
こうした活動を通して、「ただきれいにする」だけでなく、「海と自分の暮らしのつながり」や「未来のためにできること」に気づくきっかけをつくっているんです。
🟦開催地はギャニャール県グミチェッビーチ
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今回のブルーサンタごみ拾いイベントが行われたのは、バリ島の中でも比較的静かでローカル感あふれるエリア、ギャニャール県・グミチェッビーチ。
観光地として有名なクタやスミニャックとは少し雰囲気が違い、のんびりとした時間が流れる海岸です。
「観光客があまりいない=ゴミも少ないのでは?」と思われがちですが、実はこうしたローカルビーチにも、上流から流れてくるゴミや潮で打ち上げられたプラスチックが日々蓄積されているのが現実。
だからこそ、こうした場所での定期的な清掃活動がとても大切なんです。
🟩静かなビーチで清掃活動|場所とアクセス情報
グミチェッビーチ(Gumicik Beach)は、ギャニャール県スカワティ郡ケテウェル村に位置するビーチで、正式な住所は以下の通りです:
📍Jl. Pantai Gumicik, Ketewel, Sukawati, Gianyar
デンパサール中心部から車で30〜40分ほど。
ウブドからもアクセス可能で、南部の喧騒を離れてゆっくり海を感じたい人におすすめの隠れスポットでもあります。
周囲には観光施設は少ないものの、そのぶん自然のままの海が広がっていて、波の音と風の音だけが聞こえるような落ち着いた雰囲気が魅力です。
地元の人たちが犬の散歩をしたり、家族で海を眺めたりする、そんな“日常のビーチ”といった空気感。
今回は、そんなグミチェッビーチで、青いTシャツと帽子を身につけたブルーサンタたちが、笑顔でゴミを拾う姿が見られました。
静かな風景の中に、活気あるアクションがとても印象的でしたよ。
🟩昨年に続き地元団体も参加
このイベントは、今年だけの単発ではありません。
昨年に引き続き、地元の環境ボランティア団体も継続して参加しているんです。
特に中心となったのは、バリで環境保全活動を続けている2つの団体:
どちらも地元の若者や住民を巻き込んで、日々ビーチクリーン活動や啓発活動を行っている団体です。
今回は日本の「LPKフジアカデミー」の学生たちと一緒に汗を流し、国籍を超えて“海を大切にする気持ち”でつながる時間となりました。
こうした地元団体との協力があるからこそ、イベントが一過性で終わらず、地域に根づいた継続的な取り組みとして成長しているのが印象的です。
🟦参加者の顔ぶれ|国際色豊かなビーチクリーン
今回のブルーサンタごみ拾いには、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まりました。
地元のボランティア団体のメンバーに加え、日本、フランス、オーストラリアと、まさに“多国籍コラボ”のビーチクリーンに!
それぞれが「自分にできることをしよう」と集まり、年齢も国籍も関係なく、海を守る気持ちでつながる――そんな素敵な空気に包まれたイベントでした。
🟩職業訓練校「LPKフジアカデミー」の学生たち
中心メンバーとして活躍していたのが、日本で介護職に就くことを目指すバリ島の若者たちが通う「LPKフジアカデミー」の学生30人。
彼らは、普段は寮生活で勉強に集中する毎日を送っていますが、今回のごみ拾いは久しぶりの外出イベント。
しかも、事前にNPO「海さくら」のスタッフが学校を訪問して交流会を行っていたこともあり、参加する学生たちにはブルーサンタのTシャツと帽子がプレゼントされていました。
イベント当日は全員がその姿でビーチに集合。
いつもは真面目な学生たちも、この日は少しワクワクした表情で、笑顔でごみを拾いながら仲間と声を掛け合う様子が印象的でした。
🟩飛び入り参加のフランス人観光客と豪州ファミリー
さらにこの日、偶然グミチェッビーチを訪れていたフランス人の若者16人のグループが、スタッフの説明を聞いてそのまま飛び入り参加!
年齢は16歳〜18歳くらいで、旅行中とは思えないほど積極的にごみを拾ってくれたんです。
そしてもう一組、同じく通りかかったオーストラリア人の家族連れも「一緒にやっていい?」と声をかけてくれて、自然な流れで活動の輪が広がっていきました。
これこそバリ島らしい、オープンであたたかい雰囲気。
国も文化も違う人たちが、海という共通の場所を守るために、手を取り合う光景はとても感動的でした。
🟦ブルーサンタの姿で清掃!当日の様子
イベント当日は、朝からじりじりと太陽が照りつける快晴。
そんな中、ブルーのTシャツと帽子を身に着けた“サンタたち”が、トングとごみ袋を持ってビーチに集合しました。
遠くから見ると、青い点々がビーチを歩いているように見える光景は、ちょっと不思議で可愛い感じ。
でも、その姿で手際よくごみを拾い集める様子には、真剣な思いがにじみ出ていました。
🟩学生にとっての貴重なリフレッシュ体験
引率の先生によると、「学生たちは普段、朝から晩までびっしりと勉強していて、外の空気を吸う機会が少ないんです」とのこと。
だからこそ、今回のビーチクリーンは彼らにとって、ただの環境活動ではなく、心と体のリフレッシュにもなったようです。
炎天下でも一生懸命に動きながら、友達とふざけたり、波の音を聞いて笑ったりする姿は、とても自然体で楽しそう。
イベント終了後には、「また来年も参加したい!」なんて声も聞こえてきました。
🟩ビーチに笑顔が広がった1日
午前中の数時間だけでも、集められたゴミはかなりの量。
空き缶やペットボトル、ビニール袋などが袋いっぱいに詰められ、ビーチはすっかりきれいに。
最後は、全員で記念撮影📸✨
ブルーサンタの服を着た大人も子どもも、笑顔で満足そうな表情を浮かべていたのがとても印象的でした。
「環境のために何かしたい」という気持ちって、言葉が違っても、文化が違っても、ちゃんと伝わるもの。
そんなことを改めて感じさせてくれる、心あたたまる夏の一日でした。
🟦まとめ|「ブルーサンタごみ拾い」でつながる海と心
今回のブルーサンタごみ拾い in グミチェッビーチは、
ただの「清掃活動」ではなく、人と人、そして人と海をつなぐ特別な時間になりました。
日本で始まったこの取り組みが、遠く離れたバリ島でも大切に受け継がれ、
地元の人、日本の若者、外国からの観光客――立場や国籍を問わず、同じ目的で集まったこと自体が、すでにひとつの「奇跡」かもしれません。
🟩海外でも広がる“日本の環境文化”
ブルーサンタは、もともと日本の「海の日」から始まったごみ拾いイベント。
でも今では、それが海を越えて、バリ島のような海外の地でも共感され、実際の行動として広がっています。
単なるエコ活動にとどまらず、ブルーサンタのTシャツや帽子を通じて、楽しさ・かわいらしさ・目的意識を同時に伝えているのが、このイベントのすごいところ。
環境への意識って、堅苦しい言葉じゃなくても、こうして「自分たちで体験しながら伝えること」でちゃんと広まっていくんだなと感じさせられました。
この流れがもっともっと広がっていけば、世界中のビーチが、笑顔と優しさで満たされる日も近いかもしれませんね。
🟩次回の開催にも注目!
今回の成功を受けて、「また来年も開催したい!」という声はすでに各方面から聞こえてきています。
特に、参加した学生や地元の団体のモチベーションも高く、「毎年恒例のイベントにしたい」との声も。
おそらく次回も7月の「海の日」シーズンにあわせて、同じように開催される可能性が高いです。
次回はもっと多くの人が参加したり、他のビーチにも広がったりするかもしれませんね!
観光でバリ島を訪れる予定のある方も、もしタイミングが合えば、ぜひ“青いサンタ”として海に恩返ししてみませんか?
参加することで、きっと心にも優しい風が吹くはずです。
🌊海を守るのは、特別な人じゃなく、今日のあなたかもしれない。
次のブルーサンタは、あなたの中にいるかも…!

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛
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