「ギリ・トラワンガンって聞いたことあるけど、何がそんなに人気なの?」
「夜遊びの島ってちょっと不安…でも気になる…!」
「リゾートもあるの?パーティーだけじゃないの?」
そんな疑問や不安、ちょっと分かります。ギリ・トラワンガンは、バリ島やロンボク島からアクセスできる小さな島。でも、行ってみると“パーティーアイランド”と呼ばれるだけのにぎやかさと、のんびりリゾートのギャップがすごいんです。
実は私も今回の旅で、「うわっ…想像と違う!」と驚くことがたくさんありました。
曜日によってはパーティーがなかったり、自転車移動が大変だったり、逆に思いがけずサンセットに癒やされたり…。
このブログでは、そんなギリ・トラワンガンのリアルな雰囲気と2つの楽しみ方(夜遊び派&のんびり派)を、実体験をもとにご紹介していきます。
あなたが次の旅先を迷ってるなら、この島、アリかもしれません。
さっそくチェックしてみましょう!
🟦 ギリ・トラワンガンってどんな島?
🟩 場所とアクセス|バリ島からの行き方
ギリ・トラワンガン(通称:ギリT)は、インドネシア・バリ島のすぐ東にあるロンボク島の沖合に浮かぶ小さな島。「ギリ」とは、ササック語(ロンボク島の言語)で「小島」を意味します。
バリ島から行くなら、東部の港「パダンバイ」から高速フェリーに乗って、だいたい1時間半〜2時間ほど。海のコンディションによって前後するけど、アクセスはけっこうラク。途中、海の上で風に吹かれてる時間も気持ちいいので、ちょっとした船旅気分も味わえます。
ちなみに、ギリ3島と呼ばれるのが「ギリ・トラワンガン」「ギリ・メノー」「ギリ・アイル」の3つ。それぞれ特徴が違うので、島ホッピングもおすすめですが、一番にぎやかで観光客が多いのがギリ・トラワンガンです。
🟩 ギリ3島の中で最も賑やか!その魅力とは?
ギリ・トラワンガンは、ギリ3島の中で一番大きくて観光インフラが整った島。とにかく外国人旅行者が多くて、ハイシーズンには1日3000人も来るとか!特に欧米やオーストラリアの若者たちに大人気で、「パーティーアイランド」として知られています。
でも、にぎやかなのは主に東海岸エリア。ビーチ沿いにはバーやレストランが並び、夜になると音楽がガンガン流れて、みんなでワイワイ。ビーチパーティーも毎晩開催されていて、まさに“非日常”が味わえます。
一方、島の西側はリゾートホテルが並ぶ静かなエリア。サンセットの名所でもあって、日が沈む時間帯は本当に幻想的。日中はのんびりビーチで読書したり、カフェでチルしたり。まったり派の人にもぴったりな雰囲気なんです。
さらにギリ・トラワンガンは、自動車・バイクが一切走っていないのも特徴!移動手段は馬車(チドモ)か自転車か徒歩。島をぐるっと一周しても2〜3時間なので、気軽にサイクリングで探検できます。

ギリ・トラワンガンは、“騒がしいけど美しい”、“夜は盛り上がるけど昼はのんびり”というふたつの顔を持つ島。自分のスタイルに合わせた楽しみ方ができるのが、この島の一番の魅力かもしれません。
🟦 “夜遊びの島”の本領発揮!東海岸の楽しみ方
🟩 毎晩開催されるビーチパーティーの魅力
ギリ・トラワンガンの東海岸といえば、やっぱりビーチパーティー。毎晩、夕方から夜にかけてビーチ沿いのバーで音楽が鳴りはじめ、自然と人が集まり、気づけば大盛り上がり。特別なイベントじゃなくても、それが“日常”として行われているのがこの島のすごさです。
南国の星空の下、砂浜に裸足で立って音楽に身を委ねるあの感覚は、一度体験するとクセになります。お酒片手に見知らぬ人と笑って話したり、旅の仲間ができたり。気がつけば夜明けまで踊っていた…なんて話もよく聞きます。
しかも、パーティーは島ぐるみで曜日ごとに開催場所が変わるというユニークなスタイル。今日はどこのバーでやってる?というワクワク感もまた、ギリTならではです。
🟩 おすすめのナイトスポット|ザ・ジャングル・バーと曜日の注意点
その中でも、パーティー好きが絶対にチェックすべきなのが、ザ・ジャングル・バー(The Jungle Bar)。ギリ・トラワンガンでのパーティー文化をけん引する老舗スポットで、木曜以外の夜はほぼ確実に盛り上がっています。
📌要注意ポイント:木曜は「静寂の日」!
イスラム文化の影響で、金曜の礼拝(ジュムア)の前夜=木曜夜はパーティーお休みになるのが通例。せっかく遊びに来たのに“シーン…”なんてこともあるので、旅行日程に曜日も入れてチェックするのが大事です!
ザ・ジャングル・バー以外にも、曜日ごとに移動する「ローテーションパーティー」のスケジュールは要確認。現地のバーや宿のスタッフが教えてくれることが多いので、到着したらまず聞いてみるのがコツです。
🟩 安宿も豊富!パーティー派に人気のエリア情報
パーティーをメインに滞在するなら、やっぱり東海岸のハーバー周辺がいちばん便利。バーやレストランが集中していて、ナイトライフに全力でアクセスできる立地。何より、酔ってもすぐ歩いて帰れる距離感がありがたい(笑)。
このエリアには、ドミトリータイプのホステルから、1泊数千円のゲストハウス、ちょっとオシャレなブティックホテルまで、幅広い価格帯の宿泊施設がそろっています。
たとえばこんな人には東海岸がぴったり:
- 「昼はダイビング、夜はクラブで踊りたい!」
- 「一人旅だけど、誰かとすぐに仲良くなりたい」
- 「移動は最小限、夜も気軽に外出したい」
- 「宿代は抑えて、遊びに全力投資したい」
まさに、“遊ぶために泊まる”なら東海岸一択です。静かな夜やリゾート感を求める人にはちょっと賑やかすぎるかもしれませんが、そのぶんエネルギッシュな雰囲気に包まれたい人には最高のエリアです。
🟦 移動と島内交通の注意点
🟩 車禁止の島|チドモ(馬車)と自転車が主役
ギリ・トラワンガンでは、なんと車もバイクも一切走っていません!これは島の条例でしっかり決められていて、排気ガスのない“静かな楽園”を守るためのルールなんです。
じゃあ、どうやって移動するの?というと、馬車(チドモ)と自転車、そして徒歩が基本。
チドモは、カラフルな装飾をした馬が引く二輪車で、島の名物的存在。観光客用の荷物運びや、ホテルまでの送迎にもよく使われています。ただし、料金は観光地価格でちょっとお高め。港から西海岸のリゾートまで移動すると、15万ルピア(約1,500円前後)なんてことも。交渉はできるけど、ピーク時は難しいことも。
一方、自転車は島内の最も便利で快適な移動手段。レンタルは1日5万〜8万ルピアくらいで借りられます。ただし、道によっては砂でタイヤが取られたり、夜は真っ暗だったりするので、ライト付きのものを選ぶのがおすすめ!
🟩 スーツケース派は要注意!宿の場所で苦労も
ひとつ注意したいのが、スーツケース派の人。
ギリTは、道が舗装されていない場所も多く、特に西海岸までスーツケースをゴロゴロ引いて行くのは、けっこう過酷です。
宿が港の近くなら問題ないけど、海沿いを離れた場所や、リゾートエリアまで歩くとなると…途中で「あれ?これ大丈夫か?」と不安になるレベル。実際、旅行者の多くがチドモを利用する理由のひとつが、この「スーツケース問題」だったりします。
なので、宿の場所によってはあらかじめ送迎サービスがあるか確認するか、チドモ利用を前提に予算を組んでおくと安心です。
あとは、可能ならバックパックの方が圧倒的に動きやすいですよ!
🟦 過去の震災と再建されたリゾート地の今
🟩 2018年ロンボク島地震とその影響
実は、ギリ・トラワンガンを含むギリ3島は、2018年夏に発生したロンボク島地震(M6.9)で大きな被害を受けました。
この地震はロンボク島北部が震源で、ギリ・トラワンガンもかなりの揺れに襲われ、ホテルやレストランなどの建物が倒壊。
当時はライフラインも一時ストップし、島民や観光客が屋外で夜を過ごすほどの緊急事態でした。
その後、インドネシア国内外からの支援が入り、SNSを通じて水や食料の配給がスムーズに行われたこともニュースになりました。
「パーティーアイランド」の明るいイメージの裏に、そんな復興の歴史があることは知っておきたいですね。
🟩 建て替えられた西海岸リゾートの現在地
震災後、特にダメージが大きかった西海岸エリアは、数年をかけて大規模な再建とリニューアルが進められました。
その結果、今ではかつての素朴なビーチとは打って変わって、おしゃれなヴィラや高級リゾートが立ち並ぶエリアに変貌。特に、2023年にオープンした「コカナ・リゾート」は話題の的で、洗練されたインテリアとサンセットビューが人気を集めています。
筆者自身も「10年前と景色が全然違う…!」と感じたほど。あの震災がなければ、この西海岸の姿は生まれていなかったかもしれません。
今では、復興を経てより魅力的になった“ギリTのもうひとつの顔”として、のんびり派やカップル、大人の旅人たちに選ばれているエリアです。
🟦 グルメ情報もチェック!ローカル料理体験
🟩 ホテル・ルミのナシ・チャンプルがおすすめ
島での食事、せっかくならインドネシアらしいローカルフードを楽しみたいですよね。そんな中でおすすめしたいのが、「ホテル・ルミ」のナシ・チャンプル。
ナシ・チャンプルとは、いわゆる“インドネシア式のおかずプレート”。ご飯に、お肉、野菜、卵、テンペなどを数種類組み合わせて、一皿でいろんな味を楽しめるスタイルです。
ルミのナシ・チャンプルは盛り付けがきれいでボリュームもしっかり。リゾート気分をキープしながら、ちゃんとローカルな味も楽しめるって、うれしいポイントですよね。ベジ対応のトッピングも選べるので、旅行者に優しいのも◎。
🟩 スパイシーなロンボク風チキンサテを堪能
そしてもう一品、ぜひトライしてほしいのがロンボク風チキン・サテ。
ロンボク地方の特徴は、なんといってもパンチの効いたスパイス!見た目は普通の串焼きだけど、食べてみるとピリッと辛くて、ちょっとクセになる味なんです。
ルミで提供されているこのチキンサテは、炭火でしっかり焼かれて香ばしく、甘辛ソースとの相性も抜群。辛いものが苦手な人にはやや刺激的かもしれませんが、トロピカルドリンクとの組み合わせで“南国グルメ旅”が一気に完成します。
旅の楽しみのひとつ、「食」でもギリTはしっかり満足できる島でした!
🟦 まとめ|ギリ・トラワンガンの2つの楽しみ方
🟩 パーティー中心なら東海岸へ
「とにかく盛り上がりたい!夜も朝まで遊びたい!」そんな人には、港のある東海岸エリアがぴったり。
ここにはザ・ジャングル・バーをはじめ、曜日ごとに開催されるビーチパーティーが集結。安宿やカジュアルなバーも多く、世界中から集まった若者たちが昼夜問わずにぎやかに過ごしています。
ただし、木曜日の夜だけは“静寂の日”でパーティーはお休みなので、スケジュールに注意!
🟩 サンセットと癒やしなら西海岸へ
一方、「のんびりしたい」「海を見ながらぼーっと過ごしたい」という大人旅派には、西海岸エリアがおすすめです。
特に、2023年にオープンしたコカナ・リゾートのような洗練されたホテルが並び、どこに泊まってもサンセットの絶景が楽しめるのが魅力。
夜はパーティーよりもビーチバーでチルしたり、屋外シアターで映画鑑賞したりと、ゆったりとした時間が流れています。
🟩 次回に活かしたい滞在スタイル別の選び方
今回の滞在を通して感じたのは、ギリ・トラワンガンは目的に合わせて滞在エリアを選ぶのがカギ!
- 夜遊びや人との出会いを重視するなら、港近くの東海岸エリア
- サンセットとリゾート気分で癒やされたいなら、静かな西海岸エリア
どちらも1つの島の中で完結してるのが、ギリTの面白さ。もし余裕があるなら、エリアを変えて2泊するのもアリですよ!

最後まで読んでくれてありがとう。
次の記事でお会いしましょう。
またねー。💛
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